2011/07/14
行ってきました
初コミッシェオパー
なんでいつも
Komische Oper
って名前なのか不思議でした。
でもやっぱりここは
komische(おかしな・奇妙な)オペラハウスでした。。。
komischにあう日本語ってなんだろう??
風変わりな?変?おかしい?

仕事を終え雨を気にしながら自転車で行きました。
昨日捕まった場所ではちゃんと止まっ・・・
Polizeiのいないことを確認して・・・
19時半開演
19時ちょい前に着きました。
予約した紙プリントしてそれを出せば早いんだけど
わざわざ出さずに名前を言って・・・
チケットを受け取りました。
名前だけのことなのになんでそんなに手間取るのか??

入るとなぜかSekt(シャンパン?)を振る舞っていました。
ビール飲もうと思ったんだけどただで飲んで良いならありがたく
ちょうだい致します

よくよくみると18時半からなんだかの講演やってたんじゃない。
んでさらにロビーというのかなんというのかメゾソプラノのミニコンサート。
私の大好きな「morgen」「Allerseelen万霊節」「献呈」に
名前がわからないけど作品10-4位のヤツとあとK?ssen?かなぁ・・・
シュトラウスの歌曲は大好きです。
特に上に上げた三曲は。
演奏会の始まる前から感激です!
感激ついでにもう一杯Sektをもらっておきます。

さて私の席はParket一回平土間席1列1番。
後ろで聴くのが好きなので同じ値段で上の階もあったのですが
なかなか一番前なんて無いので今日はそこを買ってみました。

トランペットとティンパニに遮られながら
一生懸命ヴァイオリンのメロディーを追いかけました。

サロメのスコアはさんざん昔研究したんだよな~
それで論文書けるくらい。
ドイツ語の勉強にもなったはずなのに・・・
今は昔。。。

コミッシェオパーはあとふたつあるベルリンの歌劇場
ベルリン国立歌劇場とベルリン・ドイツオペラに比べると
かなり規模は小さいのでしょうけれども
この位のところでオペラはみると一番楽しいのだろうなと
感じました。
よく知らないけれど1000席ほどなのかな?
日本じゃとてもこの規模だと採算取れないのかなと思いながら。

指揮者はちょっと好みじゃなかったけど
だんだん最後に行くにつれてオーケストラも
盛り上がっていき・・・
でもトランペットと打楽器の壁で肝心の
弦が良く聞こえない。。。

歌手陣はどれも素晴らしかったけれど
ヨハナーンがとりわけ際だっていたかな。
もちろんサロメも素晴らしかった。
あの最後の劇のめちゃくちゃ気持ち悪いのと
音楽の死ぬほど美しいのと
ソプラノの天上の声かと思えるような
すんだ透き通った音と

シュトラウスは本当に凄いなぁと
イタリアに始まったオペラが
モーツアルトが魔笛でドイツ語を用い
イタリアではヴェルディ・プッチーニと至った
オペラ芸術が
ドイツではワーグナーからこのシュトラウスに
最高の到達点を作りだしたというのは
いつも実感するところです。

特にシュトラウスは管弦楽作品にも優れ
(めちゃくちゃオケが良く鳴る)
歌曲作品も際だって優れた物が多く
(私はAllerseelenの楽譜を見て作曲やめようと思いました)
そんな人がオペラを作っているのですから。

演出は
面白かったです
komische operと言うだけあって
かなりkomischeな
周りではかなりゲラゲラ笑ってました。

でもそんな事やって良いのかなぁとか
やり過ぎだろ
とか
あまりに音楽と合ってないことやってるだろ
とか
いろいろありますが

だってヨハナーンのクビを切る
コントラバスで高い高いB=死のフラット
じゃなくってシのフラットを演奏するところで
クビ切らないで
ズドンって首の落ちる音のところで何もしないで
その後集団リンチしてたり

サロメの踊りでサロメは踊らず
抽象的な場面が現れたり(これはこれで面白かったが)
だってサロメとヨハナーンがでかい成金風の車で
仲良く旅行している場面が現れたり・・・

というか
こんなんやって良いのかと思ったのが
キリスト風刺。
自分たちで釘打って十字架に貼り付けてたり
カキーンとするとキリスト様がピカーっと光ったり
あげればきりがないんだけど。。。

とにかく面白かったし
演奏や歌手達もとても素晴らしかったし
突然思い立っていってよかったな~と

私音楽がないと生きていけないかなぁ

良い音楽を聴いていると
エネルギーをもらって
元気になって
いろいろやりたくなってきます

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