美郷町で、特別な鑑賞体験を…
「雅楽」の歴史は大変古く、およそ千数百年もの昔から親しまれてきた世界最古の合奏音楽といわれています。世界最古と聞くと、遠い存在のように思えますが、お正月の神社や和装の結婚式で耳にすることも多く、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、美郷町の観光スポット「西の正倉院」の景観とともに、悠久の時の流れに思いを馳せながら、ゆったりと「雅楽」をお楽しみいただきます。
出演には、「雅楽」に新しい風を吹き込む「Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble」を迎え、真鍋尚之氏による楽しいお話を交えながらお届けします。どうぞお楽しみに!
◎雨天時の会場:南郷支所隣接 多目的ホール(西の正倉院から車で1分)
出演者

真鍋尚之(監修/笙/Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 代表)
神奈川県立弥栄東高校音楽コース卒業。洗足学園大学(専攻/作曲・声楽)および東京芸術大学邦楽科雅楽専攻卒業。
作曲では1990年第14回神奈川県合唱曲作曲コンクールにて『愛恋する悪の華』佳作。1994年第18回同コンクールにて『みどり色の蛇』最高位入賞。1998年第1回国立劇場作曲コンクールにて笙独奏曲『呼吸II』を自作自演し優秀賞(第1位)受賞。
演奏では1999年国際芸術連盟第4回JILA音楽コンクール第2位。
2004年現代邦楽研究所10周年記念事業「東京・邦楽コンクール」第1位。
2000年より笙の可能性を追求した「真鍋尚之笙リサイタル」シリーズを開始(第1回:紀尾井ホール、第2回:「笙と箏の試み」横浜みなとみらい小ホール、第3・4回:「独奏への試み」「作品個展」浜離宮朝日ホール、第5・6・7回:「独奏」「協演」「対峙」東京オペラシティ リサイタルホール)、特に第3回は読売新聞「回顧2003クラシック・4氏が選んだベスト5」に選ばれる。笙の独奏曲の他、箏・十七絃、ヴァイオリン、コントラバス、打楽器などとの共演で作品を発表し「独奏楽器としての笙」の可能性を飛躍的に高めた。
また雅楽の演奏家として小野雅楽会および十二音会において笙・楽箏・楽琵琶・右舞を演奏し雅楽普及のために尽力している。
2000〜08年日本音楽集団のメンバー。CDは2001年に『呼吸〜真鍋尚之笙リサイタル』をコジマ録音よりリリース。
◎オフィシャルHP>>こちら

Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble
笙:真鍋尚之、永井大志
篳篥:三浦元則、國本淑恵
笛:太田豊、岩﨑達也
真鍋尚之の呼びかけにより、優秀な若手の雅楽演奏家を集め、2015年より横浜市内の小学校でのワークショップや演奏を中心に活動を展開。従来の団体や流派の垣根を越え、東京藝術大学・國學院大学などで雅楽を学んだ第一線で活躍する奏者を中心に、雅楽を日本のみならず世界に伝え、理解を図ることを目的に2020年9月結成。
ソリストの集まりである特徴を活かし、小編成ながら楽器の特性を発揮するプログラムを構成し、雅楽の伝統と魅力を最大限に伝えながら、新しい演奏方法や鑑賞方法を提示している。

司会:前田晶子
フリーアナウンサー。大阪府池田市出身。1991年、MRT宮崎放送に入社。2006年、退社しフリーに。現在はラジオパーソナリティーとしてMRTラジオ「晶子と県劇『知っ得!なっとく!』」(宮崎県立芸術劇場の広報番組)や「明日が見えるラジオ」、エッセイ朗読や、ニュースなどを担当している。「語り」を鎌田弥恵、平野啓子に師事。語り・朗読のユニット「宵がたり」のメンバーとして文学作品の朗読と語りの公演を行っている。俳優として舞台演劇に出演。劇団ゼロQ代表。
[曲目]
《調子》
双調(笛)
黄鐘調(篳篥)
平調(笙・篳篥・笛)
盤渉調(笙)
管絃吹《春庭楽》
神楽歌より ほか
チケット料金
<全席自由>
4歳以上:500円
※4歳未満のお子様の入場はご遠慮ください。
チケット発売日
8月13日(日)発売予定
チケット予約・購入
〇メディキット県民文化センターチケットセンター
【窓口・電話】0985-28-7766 午前10時~午後6時
月曜休館(月曜日が祝日の場合は翌平日休館)
【WEB】劇場HPから24時間予約・購入できます。
主催・お問い合わせ先
主催:公益財団法人宮崎県立芸術劇場
後援:美郷町教育委員会、一般社団法人美郷町観光協会
協力:美郷町
[お問い合わせ先]
公益財団法人宮崎県立芸術劇場
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 2023公演
伝統と革新
〜古典を紐解き、未来の伝統を創造する〜
9月18日発売
武満徹 《秋庭歌》初演から50年
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble
【演奏会・日程】
2023年12月18日19時開演(18:30開場)
豊洲文化センター レクホール
(東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめ「豊洲」駅)
9月18日発売
【入場料】
一般5,000円
学生2,500円
Programm
★神楽歌より《薦枕》
★冬;《盤渉調調子》(笙) 中堀海都《星霜》 (管絃吹-管のみ)
★春;《双調調子》 (笛) 《春庭花》 (舞楽吹-管のみ)
★夏;《黄鐘調調子》(篳篥) 《青海波》(管絃)
★秋;《平調調子》 (全楽器) 武満徹《秋庭歌》
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(NMGE) 「伝統を重んじ研鑽を続ける演奏家のみ新たな伝統を創造し得る」との理念の下 2020年コロナ禍で結成。伝統に根ざしながら、庭園や遺跡・劇場空間を使い、舞台と客席という形式に捉われない演奏形式を用い、新しい演奏スタイルでの公演を行なってきました。雅楽の持つ音楽的要素を取り出し、作曲家である真鍋尚之が《調子》や二群による退吹・追吹(おめりぶき・おいぶき=旋律をずらして演奏する奏法)、退舞(おめりまい=舞をずらして舞う)の奏法を用いた演奏で新しいスタイルを考案。新しい伝統となり得る企画を創出しつづけています。
50年の時を経て 〜2人の作曲家が繋ぐ50年〜
武満徹の《秋庭歌》は1973年に初演されて以来50年となる。その後半世紀に渡り、雅楽とその楽器の創作は数多く行われ、新しい奏法の進化や雅楽の持つ音楽性は世界中に知れ渡ることとなる。その原点ともなったこの作品。武満徹が楽譜に込めた思いを、若手の精鋭たちが新たな解釈を加えて生まれ変わらせる。
ニューヨークと東京を拠点として活動する若手注目作曲家である中堀海都は1989年生まれ。武満徹の音楽に感銘を受け14歳より作曲を始めた。独特な瞑想的世界を持った作曲家で、自然と精神世界の融合を作曲の大きなテーマとしている。今回初めてNMGEのために雅楽アンサンブル作品を発表、雅楽組曲の第一歩として構想されている。
伝統を紐解く新たな創造 〜伝統と前衛を繋ぐ〜
伝統曲の音楽的要素を取り出し再構成することで、演奏解釈・演奏方法を再考。空間全体を使った演出を行う事により雅楽の持つ音楽の特色を、具体的に意味付けしていく。伝統を継承することに留まらず新たな伝統を創造し続けて行く。
雅楽の歴史的価値観や音楽的素材だけでなく、空間をも使って構成しようと試みた《秋庭歌》はまさにNMGEのこれまでの活動とも合致し、武満徹が思い描いた世界観を垣間見ることができるだろう。
出演
笙 ;豊英秋、真鍋尚之、豊剛秋、永井大志、青木総喜、川上彩子、音無史哉、
篳篥;本多恵昭、三浦元則、國本淑恵、春日るり子、柏木理
笛 ;纐纈拓也、太田豊、岩﨑達也、藤脇亮、
【入場料】
一般5,000円
学生2,500円
【チケット取扱】 2023年9月18日発売
カンフェティ
オンライン http://confetti-web.com/manabegagaku/
電話 0120-240-540 (平日10:00-18:00)
下記より申し込み
9月18日発売