2011/10/04
昨日はドイツの統一記念日で
祝日。
そして私は
ベルリンのちょっと南Dahlemの
民族学博物館Ethonologisches Museumで
演奏しました.

Eine Bruecke nach Japan
とは「日本への架け橋」
ってな感じでしょうか?
7月5日から昨日10月3日まで
日光の写真展?(結局見れなかった)を開催し
期間中は東日本大震災のチャリティのイベントととして
朗読やワークショップ、ダンスなどを行っていたようです。

その最終日のフィニサージュとして
私の演奏とチャリティオークションがありました。

フィニサージュという言葉は初めて聞きましたが
開会式に対して閉会式のような感じです。

このイベントの募金は
ARC>Tアートリバイバルコネクション東北
http://www.arct.jp/
というところに寄付されます。

震災後は我々音楽家も仕事を奪われました。
音楽事務所やイベント会社が倒産したといいます。
私自身も演奏会は全て中止となり
開催してもチャリティとして
収入はたたれ、仕事も相次いで中止となりました。

日本では音楽は芸術ではなく
娯楽なんですね。
「だからこんな時代に娯楽なんて何事だ」
という方程式ができてしまう。

だから、私にとっては
そのような芸術家や表現者を
支援しているARC<Tへのチャリティというのは
とてもやりがいのある仕事でした。

会場は
そう、
6月にもアジアンアートアンサンブルで
演奏したその同じ場所。

私は最初の挨拶に続いて
3曲
湯浅譲二「原風景」
平調調子
真鍋尚之「呼吸III」
を演奏しました。
約20分。

その後、オークションが行われました。
日本の絵とかのれんとか、
レコードとか14点ほど。

そして・・・私は
「私の演奏」
を商品として出品しました。

売れなかったらどうしよう

売れるためにも
良い演奏をしないと・・・

他の品々が

2~30ユーロから7~80ユーロ
で落札されていく中
50ユーロから始まった
私の「プライベート演奏会権」は

・・・

みるみる上がっていき

150ユーロで決まりました。

最後は博物館館長同士の戦いになりましたが。

さて、このイベントの最終的な募金額は
1900ユーロにもなったそうです。
今円高だからな・・・1ユーロ100円に達しようとしてる。
2割ぐらい目減りしちゃうよな。。。

まぁそんなことはともかく
私だけで1割近く貢献できて
良かったです!

最後に花をもらいました。

今日の演奏も99パーセントの仲間入り。

でも、悪くない演奏でした。
だいぶ1パーセントに近い演奏でしたけど。
呼吸なんてもう何十回・・・ひょっとすると100回くらい演奏しているのに

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