2009/04/08
先週の土曜日
柏木白光さんの
個展で演奏してきた。

その時の模様はまた
アップする事にして。
今日はその白光さんから
扇が届いた。


一念の眠りの中に

千萬の夢あり

当日、演奏が終わって
しばらく控え室でくつろいで
そろそろ帰ろうかという時に
白光さんが入ってきた。

扇に書くのはどうも
気が進まないようでした。

私も芸術家の端くれ
気の進まない事をやって
いいものが出来るはずがない。
その気持ちは十分にわかっている。

なので言ってみた
「私が演奏したら書く気になりますか?」

そんなんで
急遽、私は鞄にしまった荷物を掘り起こし
演奏の準備をし、
画廊の中での二人のコラボレーションが始まった。

始めるまでは何とな~く
気乗りしない様子で
扇をいくつか選び
「始まってからどれに書くか決めよう」
なんて言ってたのが、
私の演奏が始まるや
グイグイと自分の世界に入っていき
その気配を感じたのか
ポツポツいたお客さんは
気付くとかなりの人が
周りを取り囲んでいる。

ある人曰く
白光さんの後ろから炎が上がっていたと・・・

そして、一気に5つ書き上げた。
最初に書いたのがこの「夢」
そして「和」「翔」など

夢が人の和となり
羽ばたいていく

そんなストーリーを思い浮かべながら
連作として書き上げたそうです。

夢というのは
私の活動している姿を見て
またご自身のこれからやりたい事がいっぱいある
そんな「夢」を思い描いて
書いてくれたそうです。
それにしても
書くまでは全然乗り気でなかったのが
書き終わった時には
汗だくになり
生き生きした顔で
「あ~つかれた~
楽しかった~」
とはしゃぐ姿を見て
やっぱり芸術家はこうでなくっちゃなぁと
思ったのでありました。

私自身も
白光さんのエネルギーをもらって
元気になりました。

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