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2010/12/19
川島素晴作曲
「手遊び十七孔」

もうだいぶ前になってしまいましたが
2008年のリサイタルVol.5独奏での委嘱作品です。

もう10年も前から彼のことは知っていましたが
満を持して
曲を依頼しました。

彼は
「自分が書く以上、笙にとって最も難しい曲を書く」
と豪語していましたが
本当にそうなりました。

最も難しいか
最も難しい曲のひとつか

まぁそれはまた数十年後に誰かが判断するかも知れませんので
いいとして

初演の抜粋です。

この曲は、笙の考え得るあらゆる
音の組み合わせ
和音の組み合わせ
旋律の可能性を提示しつつ
川島ワールドを繰り広げている曲です。

人間不思議なもので
初演の時はめちゃくちゃ超絶技巧だったのが
1年も経ってくると
意外と普通の奏法に感じられてきます。

こうやって少しずつ
技術というのは進歩していくのでしょうか?

技術が進歩しても
変わらず続いていなければいけないものは
あるとも思いますが。

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