2011/10/30
ベートーヴェンの5番を
実演で聴くのって初めてかも知れない。

5番と言えば
カラヤンの運命・未完成っていう
1970年代に大ヒット?!したレコードが
うちにあってそれをよく聴いていたけど。
あれもベルリンフィルなんだなぁと
ちょっとしみじみしながら。

さて、金曜日、
シュトゥットガルトは良い天気でした。
12:09に駅について
13時の練習までに
ホテルにチェックインして
荷物をまとめて演奏家の支度をして
駅と反対側の練習場所まで
あるくあるくあるく

写真撮ってる場合じゃないんだけど。。。

思ったより全然遠い・・・
遅刻

シュトゥットガルトは
自動車の街。
ベンツとポルシェと・・・ベーエムヴェーBMWもかな??

そんな訳で、
駅の塔のてっぺにんいは
ベンツマークが回ってます

さて、そんな訳で、
13時過ぎから14時まで
11月5日にあるコンサートの
歌と笙との練習

14時から15時過ぎまで
この日の夜のコンサートの
リコーダーと笙の曲の練習。

そして16時からゲネプロ。

朝からパン一個食べただけだったので
もう体力が持たない・・・って事で
気力はいくらでもあるんですけどね。

その日のコンサートは
ピアノとチェロの戦後から現在に至るまでの
さまざまな曲を・・・部分的に

シュトゥットガルト在住のドイツ人作曲家
Oliverのリコーダーと笙の曲の演奏、
そして、何故か私の笙についてのプレゼンテーション。。。
ドイツ語で。。。

そして、花火

綺麗だった!!

終わったあとは
めずらしく
打ち上げ!

ケバブの肉が山盛りありますが
全部平らげました。
よっぽどお腹減ってたらしい。

今日泊まったホテルは
坂を登ったところにあります。

だいたいベルリンに坂無いからなぁ

シュトゥットガルトは駅の改良工事で
公園の木を切るか切らないかで
もめているようで
駅を出るとこんな事になってます。

今回はシュトゥットガルトからベルリンまで
電車で5時間の移動。
途中でなんか止まって結局6時間。

やっぱり我が家から見る夕日は良いなぁと!

今日は土曜。
明日は店が閉まってしまうので
買い物に行かないと・・・
と、コンサートに出掛けるまで
電車が遅れた関係で1時間くらいしかないので
急いで買い物に行ってきました。

で、
ついに

買ってしまいました

ずっと欲しかったクマのランプ・・・っていうのかな?

明日から冬時間になって、
ただでさえ6時前に日が沈んで
ショックなのに
これからは5時前に日没

でも、これがあれば大丈夫
暗くなればこれをつけて
ニヤニヤしてます

そんな訳で
今日も自転車で
30分
フィルハーモニーまで。

今日の席はCブロックの6列目

ミサ曲ハ短調の後に
交響曲第5番ハ短調

コントラバスが5人
オリジナルの編成なのかな??

アーノンクールと言えば
私にとって古楽オーケストラを作って
オリジナル楽器で演奏して
一世を風靡したひと。

でもその当時あんまり興味を持たなかったなぁ。
当時の楽器の特性上、
弓が先の方に行くと張力が弱くなるので
自然と音も弱くなってしまうから
延ばしてる音もディミヌエンドになってしまうとか
なんとかかんとか
うんちくばっかり述べる人がいて

だから運命のだだだだ~んのだ~んを弱くしてくのね
とか思ったけど・・・

でも、彼が舞台に上がって
後ろをふり返った瞬間から
ただならぬ殺気を醸し出していたのです。

これが80にもなった
おじいちゃんのすることじゃぁないです。

今まで聴いてきたベルリンフィルは
完璧そのままだったけど、

今日のベルリンフィルは

初めていろんなミスを聞きました。
アーノンクールの勢いに圧倒されているのか
凄まじさにやけくそに飛ばしすぎてそうなっているのか
最初はわからなかったのですが、
途中から気付きました
ヤツがしかけてる・・・

それにしても驚きました。
そんなところの休符に
フェルマータ付いてないだろうが!

ただでさえギリギリの綱渡りみたいなところを
行っている演奏なのに、
1楽章のあれは再現部の・・・スコアは日本だ・・・
空気が止まったかと思った、
あれは練習からずっとやってたことなのか
本番にやったのか

2楽章のチェロさん
そんなとこ
ろにSpiccatoなんて書いてないだろうが・・・

3楽章のそのチェロとコントラバスの「間」は一体何なんだろうか?
あれは合わせられないよ~。
何回もやられるとまたかよと思うけど
どうやってるんだろう?

ホルンはやたら咆哮しているし
いつもの軟らかい綺麗な音とは違って
野性的な攻撃的な凶暴な音で、

そして4楽章になる頃には
もうアーノンクールから目が離せなくなっていました。
ヴァイオリンなんか
ひとフレーズひとフレーズで
ヴァイオリン協奏曲の最後みたいに
弾ききっているし、

でもこの辺りになって気付いてくる
ミスと書いたが、
ギリギリまで攻めても絶対に崩壊しないベルリンフィルを
崩壊させようとしているのはこの80歳のおじいちゃんなのだ。

私はいつも崩壊すべくして崩壊してますが

これ嫌いな人はとことん嫌いかも知れませんが。

ここまでムキになって演奏するベルリンフィルは
初めて見たかも知れません。
ヤンソンスとのも素晴らしかったけど
比べようもないけれど、
一番かな~。

さて、その演奏のあとに22:30から
ラトルの指揮する室内楽のコンサートもありました。
前のコンサートに来てるひとは無料で聴けます。

そのまま余韻に浸って他の聞きたくないなぁとも思ったのですが
ラトルだし残って聞いてみました。

自由席なので普段座れないような前の方へ。

ベリオやら6-70年代の作品をやりました。
ラトルは普段あまり聞く機会のない曲を
と言うような事を言ってましたが、
現代曲と言うよりはちょっと前の時代の音楽かなと言う感じ。

それにしてもラトルは綺麗に棒を振るなぁと
関心してみていましたが
というか当たり前ですが・・・

バレンボイムとか今日のアーノンクールもそうだけど
元々指揮者じゃないんですよね。
バレンボイムの演奏は嫌いじゃないけど
振るのうまくないなぁと思うし
アシュケーナージなんか最悪だと思うし
(ごめんなさい)

なんかこういう基本に忠実に綺麗に指揮する指揮者をあまり見かけなくなったような気がする。

そんな訳で、
今日、日曜から冬時間になります。
日本と時差8時間。

明日は10時まで寝ても
まだ9時なのです!

得した気分

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