2012/02/03
昨日はベルリンフィルの
演奏会に行ってきました。

Andris Nelsons指揮

ベルリンフィルのコンサートマスターである
Guy Braunstienのヴァイオリンで
ブラームスのヴァイオリン協奏曲

R.シュトラウスの「英雄の生涯」

さて、今回はマイナス10度なので
自転車はやめて電車でフィルハーモニーに向かいます。

電車に乗って席に座ると
向かい側に真っ赤のコートを着た
やや年配のご婦人が
単語帳をめくりながら
語学の勉強をしていました。
私は友人と一緒だったので
「なんか勉強してる~」
と言う友人の言葉を軽く聞き流しつつ
いろいろ話をしていました。
ふっと目を友人からそらした
瞬間に
なんと
日本語が・・・
その単語帳には
日本語が書いてあって
思わず「日本語!」と言って
と友人と目を合わせると
ご婦人はニコニコとこちらを見ていました。
こんなところで日本語を勉強してる人に会うなんて。

でも東京だったら他人に話しかけたりする事は無いのですが
ここではすぐに話しかけます。
そして、彼女は日本に1年くらい住んでいた事などを
聞きました。
そして、その後夫人もフィルハーモニーへ行くとの事。
私が音楽家だというと彼女も音楽家だと
笙というと彼女は知っていて一緒に演奏した事があると、
そして、佐渡裕さんと一緒に演奏していると
ドイツ交響楽団のヴィオラ奏者の方でした。
びっくり。
去年の11月には日本公演にもいったそうです。

そうこうしているうちにフィルハーモニーに着き、
演奏会は始まりました。

Braunstein氏は最初ソリストの立つ位置ではなく
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの間に入って
一緒に演奏してました。
そしてソロが始まる頃に前に出て来て。
なんかこういうオーケスラとソリストの関係って良いな。
自分たちの団員がソリストとして立って
みんながそれを支えてソリストもとても気持ちよく弾けて

なんかお客さんもそれを見守るような

なんかこんなふたつの体験で
ベルリンってあったかいな~
と思ったのでした。

さて指揮のNelsons
だいぶ若そうですけど
この人ただ者ではないかも。
ホントに良い指揮者って
棒の先から音があふれ出てくるんですよね。
久しぶりにこんな経験をしたかも。
私の知ってる中ではクライバーとマリス・ヤンソンスと
それに次いでかな~。
なんかヤンソンスとゲルギエフを合わせたような感じだなと
思っていたらヤンソンスの下でも研鑽してるのですね。
ちょっと目障りな動きが沢山あるけど・・・
でもでてくる音楽と指揮姿は今後凄い人になっていくのかなと。

それにしてもベルリンフィルがシュトラウスなどやるとホント
素晴らしいです。
出だしのチェロとホルンとか。
とにかくホルンがきれい。
そしてヴァイオリンも美しい。
樫本大進氏のソロもとても素晴らしかった。
ほとんど最初の方はヴァイオリン協奏曲ですね。
前半のBraunstein氏といい

演奏会が終わるとまた雪になっていました。
この冬2度目の積雪。

さて、明日からはジュネーブへ行きます。
小野雅楽会の演奏会です。
それまでにやる事が山積み。。。

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