2008/07/30

今日で、共立女子大での
講義も終わった。

私にとって
「不特定多数」の人に向かって
話をすることほど苦手なことはない。

おまけに人見知りなもんだから
初対面の人と話すのは異様に緊張する。

この講義を引き受けた
7年前の初回
30分もしたところで
もう話すことが無くなってしまい

質問を受け・・・

誰も何も言わず・・・

「私は話すのが苦手なので
もう今日は話すことがないので
吹きます!」

と言って2~30分吹き続け・・・

逃げるように終わらせて
帰ってきたのが懐かしい。

今でこそ多少は慣れたというものの
基本的には以前と変わっていない。

毎回、最初の講義の時には言う
「私は演奏するのが専門なので
難しいことはわかりません。」

そして、いつも最終回に
提出してもらうレポートを読むたび
上手く話せなくても一生懸命話し
音を出していれば
何か感じてくれる人は
居てくれるんだなぁとありがたく思う。

今までは70人くらいから
最大130人超まで
大所帯だったが
今年は科目も変わって
20人

今までと違い
学生にいろいろ
考えを聞いてみたかった。

考えをまとめ
私の意見を入れ
ある方向に
導こう・・・

とまでは思わなかったが

それほど無意味なものは
ないことに気が付いた。

私の最も重要とすることは
問題提起すること

答えはわからない

考えてもらう事こそ
大切なことだと思っている。

答えはわからなくとも
私の考えを述べようと思っていた

しかし、そんな私の
音楽家としての経験や
信念やこれまでの生き方から
得たものを
・・・
「教えてやろう」という
意識はすぐに消え去った

学生たちは
提示しただけで
それぞれ
自分たちの答えを
ちゃんと見つけているのだから。

むしろ私の方こそ
多くを学び得た
気がしてならない

だいたい先生がダメだと
学生は考えるようになる・・・

親が無くとも
子は育つ・・・

みたいな。。。
-.-;

いつも提出された
レポートに
返事を書きたいのだが

一方的に講義をしていた
見返りの
一方的なレポート

・・・!???

この講義
来年もあるのかなぁ・・・

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