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2009/04/25
4月1日から一週間
銀座の松屋、画廊で行われた
柏木白光さんの個展

墨アート展 柏木白光の世界 『KAZAMICHI 山海風の詩 』

白光さんが個展を開くなら
是非私も何かのお役に立てないかと
演奏する事を申し出たら快く受け入れてくれた。

4月4日
14時と16時の2回

全体の個展の写真がないが

入ると右側に
富士山
正面に
ペルーの天空の街、マチュピチュでの書
そして左側には海
最後のスペースには
和という時をモチーフにした書

和という字は
元はのぎへんに「龠」と言う字を書いたそうで
木の下に人が集まって楽器を演奏したり踊ったりしている姿を
表しているそうなんです。

その楽器を演奏している書の前で演奏して欲しい
と言う事でメインの演奏場所は和の書の前になりました。

山・空・海・・・そして最後に人
なかなか見応えのある良い個展でした。
笙の音は天空から差し込む光
を表しているとも言われます。

なので、私は「空」の書の前から演奏をはじめ
「和」の前まで歩いて演奏する事にしました。

演奏しながら作品を眺めていくのも
また、なかなか良いものです。

笙の音色に惹かれてか
少しずつお客さんも集まってきました。

そんな事で、
一回目は静かに「呼吸IV」を
二回目は激しく「呼吸III」を演奏しました。

なかなか「龠」の前の
人が踊り楽器を奏でる象形文字のような
書の前での演奏は良かったようです。

白光さんとのトークを交えながら
この人の近くにいるだけで
私はエネルギーを受け取り
充実した演奏が出来た。
これだけの力のある書を書く人なんだから
それだけのエネルギーを持っていて当然か
と思いながら。

それにしてもたまたまこの時間に居合わせた人は
幸運だったのではないか。
笙の演奏もなかなか聴けないが
書家の生の声を
その作品の解説と共に聞けるのだから。

まぁ、私が演奏した事で
そういう機会もできて
ほんのちょっとだけ
白光さんの個展に花を添える事が出来たのでは
と自画自賛しながら演奏を終え
ぼちぼち帰ろうかという時・・・。

前にも書きましたが。

そして、対決は始まりました!!??

私はまず、なるべくこの瞬間を多くの人に見てもらうべく
入り口近くで吹き始め通りがかりの人を引き入れます。
そして、私のエンジンが掛かり
白光さんのテンションも上がってきた頃を見計らい
すぐ脇の椅子まで歩いていきます。

にこやかだった白光さんの形相は
みるみる変わっていきます。

そして、沸点に達し
頭の後ろから湯気が立ちはじめた頃
さっと、めがねを!

まずは「夢」を

そして「和」を二つ

これは手をつないで
楽しく踊っています

私が一番欲しかったのはこの「翔」

もう売れちゃったかなぁ・・・?

右側に羽が生えてるのわかります?

最後はこれなんだっけ・・・?
説明してもらったんだけど・・・

最後の一つを下記終えて
ホッとした表情の白光さん

終わった後はホントに
あの恐ろしいまでの集中力がウソのように
「楽しかった~」と言いながら
説明して下さいました。

自分と私の今の姿を
ストーリーにして連作として書いたのだそうです。
夢が羽が生えて羽ばたいていき翔けめぐり
・・・最後は・・;
なんだっけ・・・++;

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