2010/09/26
ここ一週間ほどのことを書きます。

9月22日は仲秋の名月。
毎年恒例の赤坂日枝神社で仲秋管絃祭が行われました。
去年、一昨年と舞を舞いましたが
今年は管方なのでだいぶ楽です。

左方の「春庭花」
右方の「延喜楽」
なので、延喜楽は笙がないので
一曲だけでお役ご免。

この日は、翌日の本番のため
まずは国立劇場へ荷物を運び
日枝神社へ入りました。

この夏最後の(たぶん)
真夏日でした。

そして、翌9月23日
国立劇場の「尺八の会」に
増本伎共子「月」で
藤原道山さんと協演しました。

藤原道山さんは歳はひとつ下なのですが
芸大に入った時は私が1年で彼は4年生でした。
雅楽の授業を取っていたのと
その後彼は大学院まで進み
私の芸大時代はずっと親しくしていただいていました。
と言っても一緒に演奏したのはアンサンブルでの
一曲くらいでしょうか?

学生時代から彼の才能は突出していて
今の活躍は当然のように嬉しく思っています。

この国立劇場の公演も
道山さんがこの曲を選び私を推薦してくれたようで、
ありがたい限りです。

さてさて、
増本伎共子さんと言えば
私は高校時代、
雅楽を勉強するのに
増本さんの書いた「雅楽」という本しかありませんでした。
今でこそ雅楽と言えばたくさんの本が出て
CDも沢山あり、演奏会も様々に行われていますが
20年ほど前は全くの接点がないほど
マイナーな音楽でした。

私の雅楽への憧れは
この本の中にありました。

その増本さんの作品を
藤原道山さんと
国立劇場で演奏出来るなんて
なかなか感慨深いものです。

音楽を演奏する時は
正しいとか間違っているとか
そんな事ではなく
音で会話できることが
私にとってアンサンブルする上での最大の魅力です。

練習は楽しいものでした。
語りかければ必ず答えを返してくれる。
彼との演奏のひとときは充実したものでした。

そして本番も、
舞台の上に立てる喜びでいっぱいでした。

さてさて、
そんな感慨にふける間もなく
9月23日といえば・・・
小野雅楽会の本拠である
小野照崎神社での雅楽の夕べ。

土砂降りにも関わらず。。。

国立劇場での演奏を終え
大急ぎで着替え電車にかけ乗り
なんとか本番ギリギリ前に到着。

なんだかよく考えると二日で3回本番。
そして翌日は、27日の演奏会のリハーサル。

砂崎知子箏リサイタル@津田ホール

宮城道雄作曲「越殿楽変奏曲」
と言うのを演奏します。

「春の海」有名な宮城道雄ですが
箏の大アンサンブルの曲をたくさん書いています。

学生時代にはさんざんいろいろなモノを演奏しましたが
卒業以来めっきり演奏する機会がなくなりました。

久しぶりの宮城道雄作品も楽しいですね。

この曲は独奏箏と箏群の協奏曲。
箏の砂崎先生の音色はとてもきらきら輝くような
美しい音色ですね。

そういえば・・・
チラシもないなぁ~。。。

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