20:15
ちょっと前、
楽団員はすでに勢揃い。
そして、なんか立ち上がって
万歳しているから
何してんのかと思ったら・・・
こんな演出があるなんて知らなかった。
チューニングが終わって
いくら経っても指揮者が出てこない。
待ちきれないお客さんは
拍手を始めあおる。
そして、主催者?が出て来て
挨拶。
「再び来てくれてありがとう」
7月2日の中止の後、
ひと月あまり。
また来ました。
そんな感じで
盛り上がって始まった
ベルリンフィルのヴァルトビューネコンサート。
ショスタコーヴィッチのジャズ組曲に始まりました。
ショスタコーヴィッチらしくないなと思っていたら
30代初めの頃の作品なんですね。
わかりやすい楽しい曲で、ところどころ
ショスタコーヴィッチのにおいのする曲です。
ただ、後期に皮肉や諧謔に溢れた色彩はちょっと薄いかなと。
2曲目は映画の音楽。
まぁ、これと言って作品としてどうかという曲でもないですが・・・。
二日前のWaldbuehneの時とは
全く音も違うし
あ~ベルリンフィルなんだな~と
思ってました。
トランペットうまいな~
つ~っと突き抜けてくるんですよね。
クラリネットの絶妙な歌い方、
絃楽器の何十人が1つの楽器になったような
研ぎ澄まされた音、
そんなのに聞き入っていました。
そして休憩の後は
レスピーギの
「ローマの泉」
と
「ローマの松」
シャイー&ベルリンフィルで
この2曲を聴けるなんて最高ですね。
でもここは野外劇場
いつものホールとは違う・・・
なんて事は全然無いんです。
ベルリンフィルはやっぱりベルリンフィルで
前半は派手な曲を揃えていましたが
ローマの泉なんて野外でどうなんだろうなぁと
静かな曲ですから。
でも美しいこと限りない。
やっぱりベルリンフィルだ
と心の中で何度もつぶやいていました。
6月にシーズンが終わって2ヶ月近く。
なんかこの感覚を忘れていたなぁ。
ローマの松は本当に素晴らしかった。
PAを通しての音なんだけど
そんな事を忘れるくらい。
それぞれの管楽器の音が
突き抜けてくるんです。
ん~
他に良い表現方法が見つからない。
どんなに周りの音が大きくて隠れていても
聞こえてくる音ってあるんです。
それが幾十にも折り重なっていて。
アンコール2曲の後は、
"Berliner Luft"
「ベルリンの風」
この訳、うまいな~。
直訳すると「ベルリンの空気」
でも原題をみるとこっちの方がシックリしますね。
演奏も何かとても切れ味するどい、
音が凝縮している感じの演奏でした。
なんだろう、
アンコールの最後盛り上がって終わり
って感じの演奏じゃなくって
曲としてちゃんと成立している演奏というのでしょうか。
シャイーなかなか良いですね!
ライプチヒにも行ってみようかな。
そんな訳で
オレもやるぞー~
って気分になってきました。
9月の演奏会の曲、
なんかしっくり来なかったのですが、
決めました(自分の心の中で)
ちょっとワクワクしてきました。
これから演奏会シーズンも始まります。
8月26日はベルリンフィルのシーズン開幕コンサートを
聴きに行きます。
9月始めからはベルリンのMusik Festも始まり
現代音楽のコンサートも目白押し。
そしてオペラシーズンも始まります。
これらの刺激は私には絶対必要ですね。
断然練習に熱が入ってきました。
さて、Waldbuehneのコンサートの模様はここで聞けます↓
映像と音が合っていないから気持ち悪いけど。。。
http://liveweb.arte.tv/de/video/Riccardo_Chailly_Berlin_Philharmoniker_Waldbuhne_2011_Fellini_Jazz/
今日は暑くなりました。
30℃くらい。
この夏2回目のクーラー。
夜になっても熱気がたまってるんですよね
この部屋。。。