2011/08/25
2011年8月23日。
20:15
ちょっと前、
楽団員はすでに勢揃い。
そして、なんか立ち上がって
万歳しているから
何してんのかと思ったら・・・

ウェーブが始まりました

こんな演出があるなんて知らなかった。

チューニングが終わって
いくら経っても指揮者が出てこない。

待ちきれないお客さんは
拍手を始めあおる。

そして、主催者?が出て来て
挨拶。

「再び来てくれてありがとう」

7月2日の中止の後、
ひと月あまり。

また来ました。

そんな感じで
盛り上がって始まった
ベルリンフィルのヴァルトビューネコンサート。

ショスタコーヴィッチのジャズ組曲に始まりました。
ショスタコーヴィッチらしくないなと思っていたら
30代初めの頃の作品なんですね。
わかりやすい楽しい曲で、ところどころ
ショスタコーヴィッチのにおいのする曲です。
ただ、後期に皮肉や諧謔に溢れた色彩はちょっと薄いかなと。

2曲目は映画の音楽。
まぁ、これと言って作品としてどうかという曲でもないですが・・・。

二日前のWaldbuehneの時とは
全く音も違うし
あ~ベルリンフィルなんだな~と
思ってました。

トランペットうまいな~
つ~っと突き抜けてくるんですよね。
クラリネットの絶妙な歌い方、
絃楽器の何十人が1つの楽器になったような
研ぎ澄まされた音、

そんなのに聞き入っていました。

そして休憩の後は
レスピーギの
「ローマの泉」

「ローマの松」

シャイー&ベルリンフィルで
この2曲を聴けるなんて最高ですね。

でもここは野外劇場
いつものホールとは違う・・・

なんて事は全然無いんです。
ベルリンフィルはやっぱりベルリンフィルで
前半は派手な曲を揃えていましたが
ローマの泉なんて野外でどうなんだろうなぁと
静かな曲ですから。

でも美しいこと限りない。
やっぱりベルリンフィルだ
と心の中で何度もつぶやいていました。
6月にシーズンが終わって2ヶ月近く。
なんかこの感覚を忘れていたなぁ。

ローマの松は本当に素晴らしかった。
PAを通しての音なんだけど
そんな事を忘れるくらい。
それぞれの管楽器の音が
突き抜けてくるんです。

ん~
他に良い表現方法が見つからない。

どんなに周りの音が大きくて隠れていても
聞こえてくる音ってあるんです。
それが幾十にも折り重なっていて。

アンコール2曲の後は、
"Berliner Luft"
「ベルリンの風」
この訳、うまいな~。
直訳すると「ベルリンの空気」
でも原題をみるとこっちの方がシックリしますね。

演奏も何かとても切れ味するどい、
音が凝縮している感じの演奏でした。

なんだろう、
アンコールの最後盛り上がって終わり
って感じの演奏じゃなくって
曲としてちゃんと成立している演奏というのでしょうか。
シャイーなかなか良いですね!
ライプチヒにも行ってみようかな。

そんな訳で
オレもやるぞー~
って気分になってきました。

9月の演奏会の曲、
なんかしっくり来なかったのですが、
決めました(自分の心の中で)
ちょっとワクワクしてきました。
これから演奏会シーズンも始まります。
8月26日はベルリンフィルのシーズン開幕コンサートを
聴きに行きます。
9月始めからはベルリンのMusik Festも始まり
現代音楽のコンサートも目白押し。
そしてオペラシーズンも始まります。
これらの刺激は私には絶対必要ですね。
断然練習に熱が入ってきました。

さて、Waldbuehneのコンサートの模様はここで聞けます↓
映像と音が合っていないから気持ち悪いけど。。。
http://liveweb.arte.tv/de/video/Riccardo_Chailly_Berlin_Philharmoniker_Waldbuhne_2011_Fellini_Jazz/

今日は暑くなりました。
30℃くらい。
この夏2回目のクーラー。
夜になっても熱気がたまってるんですよね
この部屋。。。

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