2012/03/06
昨日3月4日
フィルハーモニーで
R.シュトラウスのオーボエ協奏曲と
ブルックナー4番
聞いてきました。
指揮はクリスティアン・ティーレマン。

すみません
何度も言いますが・・・
私嫌いなんです。。。

ミュンヘン・フィルと
シュターツカベレ・ドレスデンできいて
そしてバイロイトの放送とかも聞いて

でも、ベルリン・フィルだったら
違うかなぁと
思っていたら、
ちょっとやっぱり違いました。

やっぱりベルリン・フィルは素晴らしい。

先月のヴァイオリンのブラウンシュタインといい
今回はオーボエのアルブレヒト・マイヤーがソリストでした。

一管編成の弦も少ないのですけど
何か弦楽4重奏に管楽器が加わっているような
なんかそんな響きで、
小さいって言ってもオーケストラは
オーケストラなのに。

シュトラウスのオーボエ協奏曲って
ほんと大変な曲ですよね
私昔ちょっとオーボエ吹いていたのでわかります。
というか、ほぼ演奏不可能のような・・・
(私のレベルでは)
最初はちょっと堅いのかなぁと思ってましたけど、
っていうか出だしからこんな難しい事やる曲で
大変なんだろうなぁ

そういえばシェレンベルガーッテどこに行ってしまったんでしょう?

さて、前半を終わって
気合いを入れるために
いつものビールとブレッツェルを買って
後半に備えます。

ブルックナーってすごく好きなんだけど
何故か私、7番の「レコード」しか持っていなくって。

4番ってあんまり聞き慣れないんですよね。
知ってますけど。

4番と言えば何と言ってもあの出だしのホルンでしょうか?
ジルベスターコンサートで「火の鳥」の死ぬほどきれいなホルンを体験しているので
というか、ベルリンフィルって金管もめちゃくちゃ綺麗ですよね。

出だしの弦からずっとなんだか
今回は感激しっぱなしでした。
ホルンは素晴らしい。
でも90パーセントだなぁ
とか何とか思いながら
その後に来たフルートとオーボエのピッチは
何であんなに合わないんだろう。
ビックリしました。
そうそう、そういえば
3楽章あたりで
テューバかバストロンボーンが
一小節早く
ぶっ
って
おならみたいな音出しました

(ってべつにあら探しして喜んでいる訳ではないので)
そんな事は音楽に何の影響も与えませんし。

それにしても
やはり絃楽器は生き物のように見える
動物がうねっているような。
それぞれ勝手に暴れて弾いているんだけど。

なんか、僕がやりたい音楽って
ここにあるんだよな。

なんか
昨日は特別日本人が多かったような気がするけど、
そんな日本人はうんちく述べてるから
なるべく近寄りたくないんだけど、

ベルリンフィルはベルリンフィルであって
世界最高峰のオーケストラとか・・・
最高の演奏家が集まるオーケストラとかでなくって
ベルリンのひとつのオーケストラだと思うんです。

ベルリンに住んでいる人が
地元のオーケストラを聴いて
そこの楽団員が協奏曲のソロを弾いて、
いつもはオーケストラの中にいる人が
ソリストとして出て来て、
嬉しくって暖かい拍手を贈って。

なんかここにいられる事が
本当に嬉しくって
でも、もうベルリナーとして
ベルリンフィルを聴けるのは
多くて4回、もしかしてあと2回、

特別なものが
特別ではなくって
当たり前であって
僕の求める音楽はここにあって。

なんだかそんな事考えていたら
目頭が熱くなって。
この空間に居れる
幸せをかみしめていました。

自分も負けないように演奏しないと。

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