Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 2023公演
伝統と革新
〜古典を紐解き、未来の伝統を創造する〜
武満徹 《秋庭歌》初演から50年
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble
【演奏会・日程】
2023年12月18日19時開演(18:30開場)
豊洲文化センター レクホール
(東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめ「豊洲」駅)
【入場料】
一般5,000円
学生2,500円
Programm
★神楽歌より《薦枕》
★冬;《盤渉調調子》(笙) 中堀海都《星霜》 (管絃吹-管のみ)
★春;《双調調子》 (笛) 《春庭花》 (舞楽吹-管のみ)
★夏;《黄鐘調調子》(篳篥) 《青海波》(管絃)
★秋;《平調調子》 (全楽器) 武満徹《秋庭歌》
Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble(NMGE) 「伝統を重んじ研鑽を続ける演奏家のみ新たな伝統を創造し得る」との理念の下 2020年コロナ禍で結成。伝統に根ざしながら、庭園や遺跡・劇場空間を使い、舞台と客席という形式に捉われない演奏形式を用い、新しい演奏スタイルでの公演を行なってきました。雅楽の持つ音楽的要素を取り出し、作曲家である真鍋尚之が《調子》や二群による退吹・追吹(おめりぶき・おいぶき=旋律をずらして演奏する奏法)、退舞(おめりまい=舞をずらして舞う)の奏法を用いた演奏で新しいスタイルを考案。新しい伝統となり得る企画を創出しつづけています。
50年の時を経て 〜2人の作曲家が繋ぐ50年〜
武満徹の《秋庭歌》は1973年に初演されて以来50年となる。その後半世紀に渡り、雅楽とその楽器の創作は数多く行われ、新しい奏法の進化や雅楽の持つ音楽性は世界中に知れ渡ることとなる。その原点ともなったこの作品。武満徹が楽譜に込めた思いを、若手の精鋭たちが新たな解釈を加えて生まれ変わらせる。
ニューヨークと東京を拠点として活動する若手注目作曲家である中堀海都は1989年生まれ。武満徹の音楽に感銘を受け14歳より作曲を始めた。独特な瞑想的世界を持った作曲家で、自然と精神世界の融合を作曲の大きなテーマとしている。今回初めてNMGEのために雅楽アンサンブル作品を発表、雅楽組曲の第一歩として構想されている。
伝統を紐解く新たな創造 〜伝統と前衛を繋ぐ〜
伝統曲の音楽的要素を取り出し再構成することで、演奏解釈・演奏方法を再考。空間全体を使った演出を行う事により雅楽の持つ音楽の特色を、具体的に意味付けしていく。伝統を継承することに留まらず新たな伝統を創造し続けて行く。
雅楽の歴史的価値観や音楽的素材だけでなく、空間をも使って構成しようと試みた《秋庭歌》はまさにNMGEのこれまでの活動とも合致し、武満徹が思い描いた世界観を垣間見ることができるだろう。
出演 Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble
笙:真鍋尚之 豊剛秋 永井大志 青木総喜 川上彩子
篳篥:本多恵昭 三浦元則 國本淑恵 春日るり子
笛:太田豊 藤脇亮 岩﨑達也 纐纈拓也
特別出演
笙:豊英秋
賛助出演
笙:音無史哉 下宮弘聖
篳篥:柏木理
【入場料】
一般5,000円
学生2,500円
【チケット取扱】
カンフェティ
オンライン http://confetti-web.com/manabegagaku/
電話 0120-240-540 (平日10:00-18:00)
各出演者からもチケット購入できます
革新の試み、楽しそうです。西本願寺で笙を習い、職員として4年務め通算5年勉強し職業的に演奏しました。30年前くらい。
クラシック畑で歩んできたので楽譜には明るいけれど、笙の現代的発展を切に願っている一人です。当日が楽しみです。最近は演歌もカラオケします。
ありがとうございます。
雅楽を演奏する方も、クラシックの音楽家の方も
どちらから見ても革新的な演奏会となることを目指しています。