2007/04/12

やっぱりスメタナの「我が祖国」でしょう!
これはもう絶品!!最高!!
数ある「我が祖国」の中でも群を抜いて素晴らしい。

いくつかあるクーベリックの「我が祖国」の中でも
私の一番のお薦めはバイエルン放送交響楽団との録音。

スケールの大きなゆったりした朗々たる流れ
激しさ
集中力
細部まで歌い上げる緻密さ

そんなものをすべて兼ね備えている。

特に驚くのは「モルダウ」
出だしのフルートのあの間はなんだろう。
わき上がるように二人が掛け合う。
クラリネットが入ると・・・また・・・
あの崩れたリズムは!!!?
うーんこれは・・・
ルバートといえばルバートなんだけど
とにかくこのうねりはもの凄い!
そしてそれに引き出されてくるヴィオラが
荒波のように押し寄せてきてそして
あの有名なモルダウのメローディーが始まるのだ。
その後の婚礼の踊り?もまた
こんな演奏聴いたこと無い!!ってくらい。
速めのテンポで重厚なんだけれども軽やかで
息の長い演奏なのだ。
そして「モルダウ」のフィナーレの弦のうねりも
圧巻です。

初めてこの演奏を聴いたときはビックリたまげたもんでした。

クーベリック全然違うじゃん!!
(って・・・失礼^^;)

もちろん最初の曲から最後まで皆それぞれ
素晴らしい演奏です。
「ボヘミアの森と牧場から」(・・・だっけ?)
もかなり好きです。

しかしこの「我が祖国」
全曲で聴いているとやはり
一つの曲に聞こえ、
単発で演奏するよりまとめてやった方がいいなと思う。

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