2007/04/11

私が初めて買ったレコード。
中学1年か2年の頃。
横浜の地下街のレコード屋に買いに行った。
なぜこの2枚にしたのかは覚えていないが
ラファエル・クーベリック指揮のこの2枚を買った。
3番はベルリン・フィル、7番はウィーン・フィル。
このクーベリックの全集すべてオーケストラが違う。
なぜこのクーベリックにしたのかも不明。
おそらく安かったからかなぁ・・・?
一枚1,500円。

で、ここからが本題。
この3番と7番同時に買ったからか私にとって
兄弟のように思えて仕方ない。

出だしのアクセントの効いたスタッカートといい
2楽章の葬送行進曲。7番はアレグレットだがどうも葬送行進曲に聞こえてしまう・・・。
3楽章のスケルツォ、共に金管のトリオを持つ。
4楽章だけがちょっと3番は軽めの変奏曲。
7番はこれぞベートーヴェン!!といった感じだろうか?

ベートーヴェンの奇数番の交響曲(特に3,5,7,9番)は重厚で
偶数番は軽いといわれている。
このもっともベートーヴェンらしい重厚な交響曲の初めである「英雄」
1,2楽章はその奇数番の特徴を非常によく表している。
しかし3,4楽章はどちらかといえば偶数番に近い印象もある。
私の思うに、1,2楽章で十分重いので3,4楽章は少し軽めにしたのではと?
でなければ1,2楽章で30分を超えるこの曲、1時間以上の大曲になってしまう。
まだまだ、それがかける時代では無かったのかも知れない。
逆に50分に及ぶこの3番は時代を先取りしていたのかも知れない。

推測はまだまだ続く・・・。
そして5番6番と書き進んでいったベートーヴェンはふと3番を思い出す。
3番をもっと大きくした曲を!!
そして兄弟の7番ができあがる。

っとまぁなんの根拠もない私の想像の世界・・・。

しかし最近でこそこの7番が注目されるようになったが
一般の人には「運命」→「合唱付き」→→・・・「英雄」→→・・・→→・・・→「7番」
みたいなところがあった。
もちろんベートーヴェンをよく聴く人は7番が一番好きだという人はかなり多い。
表題がついているってのは有利だなぁとつくづく思う。
私自身も7番が一番好きでかなりこのクーベリックの7番も聴いた。
しかし、私の人生を変えた!!?7番といえばカルロス・クライバーの
バイエルン放送交響楽団の日本公演。
チケットを買うことはできなかったがNHKで放送されたのを見た。
あのときの衝撃は忘れることのできない。
あの映像発売されないかなぁ・・・?
アムステルダム・コンセルト・ヘボウとのDVDは持っている。
ウィーン・フィルとのCDもある。
どちらかといえばアムステルダムの方がその時に近い演奏かも知れない。

クライバーの陰に眠っていたクーベリックのレコードだが
久々に聴いてみるとなかなかいい!
凡庸な演奏と思っていたのが今聞き直してみると
なかなか凄いのだ。

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