2009/04/15

今年もまた始まりました。
共立女子大での講義。。。

2002年から始まったので
8年目になります。
半期だけなので7月末で終わります。

八王子キャンパスで5年
神田キャンパスに来て3年目です。
6年間は一般教養のような形の
音楽の世界Aとか音楽Aと言う授業で
昨年から劇芸術演習IAという
やや専門コースの必修選択となりました。

八王子時代は80人位から一番多い時で140人近く。
マイクを持って遠くの高尾の山に
向かって話しかけてました・・・。。。
苦痛でしょうがなかった・・・。
上手くしゃべれないのと
みんなぐったり眠たそうなのと・・・。

みなさん、都心から遙か彼方の高尾駅まで来て
そっからバス乗り場まで歩いて
20分位バスのって
そんな通学に何時間も掛けてたら
みんな眠いでしょうに。
しかも、寝るのには最適な音楽が流れてるし。

私も車で二時間以上。
電車だともっと・・・。

そんな中、ほんの少しでも
何かを感じてもらいたいと
私自身必死に話をしていた。

最初の年など30分位で逃げ帰ってきたものだ。。。
でもその年の最後の授業に
「今日は演奏会をします」
と言って何曲か解説しながら
トークしながら終わり
レポートを出してもらった。
レポートを読むと
みんないろんな事を感じてくれていて
あぁこんな授業でも何か印象に
残っていてくれているのだ
と毎回申し訳ない気分で終わっていた。

それに比べると
最近は随分、自分でもいろんな事を
言えるようになったなぁと
自分で少し成長を感じる。
と言うより
ただおっさんになって
年の差分だけ
劣等感が少なくなってきたのだろうか?

まぁ、そんな事はともかく
去年から明らかに授業の内容が変化しつつある。
それまでは雅楽についての内容がほとんどであったが
去年・一昨年辺りから、
雅楽については他にもいくらでも教える事の出来る人はいるけれども
私という人間は私しかいない。
だから私にしかできない事をしよう
と考えるようになってきました。
出来ない事は出来ず
演奏家は学者じゃないんだから・・・。
まず最初に「難しい事はわかりません」
と言います。
きっと私が説明するより
本読んだ方が早いかも・・・。
でも、私は本に書いていない事を教える事が出来る。

そう思って
今年はちょっと新たなプロジェクトを模索中です。
楽しくなりそうです。
私も一緒に勉強します。

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