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2014/01/26
先日、
 
時間割を作りました。
 
去年は本当にいろいろといそがしく
 
ヨーロッパ公演をオーガナイズするために
 
毎日メールを書き、
いろいろな準備のために思い悩み
 
演奏をする代わりに
雑用ばかりしていました。
 
芸術家であるのにも関わらず
芸術的な生活は全くおくれず
(その上、忙しかったのに
ちっとも儲からず
貧乏ひま無し)
 
 
7月~11月まで
日本滞在3週間を3度
計4度ヨーロッパへ行きました。
 
その一連の公演が終わった
12月から
時間は沢山あったのですが
すっかり何もせずに過ごしました。
 
なのでもうそれからふた月
 
そろそろ活動を始めないと
 
と考え。。。
 
規則正しく真面目に生きるために
時間割を作ってみました。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
7:30から9:00までメールと雑用。
9:00から10:30まで雅楽の練習。 
10:30-12:00ドイツ語の勉強。ベルツの日記を読む
14:00-19:00 現代曲の練習。
 
ベルツの日記は昨年7月にビーティヒハイムで演奏した時に
手に入れたものです。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドイツ語で読むのは難しいのですが
とても興味深いです。
 
まず1-2ページ、辞書無しで読みます。
大体のことはわかるのですが
不明な言葉を辞書で引いてメモしていきます。
ほとんど辞書無しでいけるところと
重要なところはかなりの単語を調べます。
この作業はとても時間がかかり、
今やっと28ページまで来ました。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
150年前、
ドイツの青年が
日本へ来た時の
まだ開国して
10年も経たない
日本という国が
ドイツ人の目にどういう風に写り
また、
彼が考えていたことが
今もなお
現代の日本人への
忠告ともなり得る
洞察力のある言葉を
発していることがとても
興味深いです。
 
そのいくつかを紹介します。
日本語には訳せないので
要約です。
 
 
 
 
ライプツィヒ1876年3月30日
 
Abschied auf Abschied
この響き格好いい
なんて訳すのかな?
分かれに際して
友達、同僚、家族、兄弟、誠実な・・・役人よ
 
 
2ヶ月後日本に着きます。
 
1876年6月26日
君たちは驚くだろう
現在、我々ドイツの医学と
ドイツ語が日本に輸入されていると言うことに。
これは日本人が大きな信頼を我々に寄せていると言う事が
まず第一に言えることだ。
 
1876年10月25日
君たち、大体のことを想像して欲しい、
日本人が10年にもならない間に
中世の騎士や封建社会
教会や修道院、組合社会等があった時代
それがたった昨日今日と言うひと息に
500年もの我々ヨーロッパの文化発展を
ひらりと飛び越えて、
また同時に
その間の19世紀の成果の何もかもを
すぐに自分たちのものにしてしまおうとする
それは巨大な「革命」であり
「進化」と言う事を言うことは許されない。
 
しかしそのような巨大な跳躍
・・・
この先は上手く訳せない。。。
 
それによって日本人が首を折らないことを望む
(ひどい目に遭わない、破滅しないことを望む)
この様な事態に際して事実をねじ曲げたりするよく起こる。
・・・
 
 
ここには
さらにベルツ博士の
現代にも通じる
言葉と忠告が書かれている
 

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