2007/04/19

ブルックナー交響曲第7番といえばやっぱマタチッチでしょ!
ブロムシュテットもなかなかいいですが。

私の持っているレコードは2枚組で
マタチッチ編曲のワーグナー「神々の黄昏」組曲
も入っています。
編曲っていうか・・・抜粋・・・。

チェコ・フィルの柔らかく安定感のあるホルンは
ブルックナーにぴったりの気がする。
そしてそこを突き抜ける輝かしいんだけど
ちょっと哀愁を帯びたくすんだ音色の
トランペットがなかなか味があっていいんです。

私は第1楽章の第二主題の終わりにコントラバスがfisの
音を持続するところ。
第三主題?といえるのかに入る前がかなり好き。
第一主題も第二主題も始まるとすぐに転調を繰り返していく。

E-durの第一主題に対しH-dur~h-mollの第二主題。
属調(の同主短調)への転調。
この二つの主題は共にVI度の準固有和音・・・
(なんて言うんだっけ・・・?)
つまりド・ミ・ソに対してラ♭・ド・ミ♭の関係
を経過するのが特徴だ。
跳躍と順行の相対する動きだが
どちらも兄弟のような和音進行をもつ。

そしてfisの持続によって安定した音楽となり
転調続きで不安定だった二つの主題をよりいっそう
際だたせているように思う。

次のh-mollの属音を保続するごときfisは
展開部の終わりの保続音を思い出さずにはいられない。
しかし・・・まだここは提示部。。。
すると次に来るのはやはり第三主題ではなく
ただの音型・・・???
第二主題と同じh-mollだし・・・。

まぁともかくここまで見事に提示部を創り上げたこと
から見ると再現部が第一主題のみで非常に簡単で
すぐにあの広大なコーダにはいるのもバランスとしては
ちょうどよいなぁと思ってしまった。

しかしよくわからん!
第三主題???
展開部でも非常に重要な役割を果たしているのが
この音型なんだけどなぁ・・・。

まぁ呼び方はなんでもいいや。

ってなことで久々に
楽譜を読んでみました。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください