2007/07/26

今日はすっかりテンションが高いので
もうしばらく眠れそうにない。

本気になって演奏した時は
たいていこんなもんだ。

このハイテンションを覚ますための
夜中の一人で飲むビールは
何とも心地よい。

私の演奏は2度と同じ事は
あり得ない。
どんなに練習を積んでも
練習通りの演奏はない。
練習の中でも同じ演奏は
2度とない。

その時の空気や
気持ちや
身体の状態や
そして聴いている人の
雰囲気や、
それにかける想い・・・

それは一度演奏した
後には全く違うものに
変わっていく。

だから本番に何が起こるかは
全く予想すら出来ない。
予防のための練習というのも
するが・・・

きっと
技術を持った
優秀な音楽家には
こんな悩みは
少ないのかも知れない。

私が考える
いい演奏とは
気持ちのすべてが
音にのる演奏である。

足の指の先から
身体全体を通って
楽器を通して
音となり
会場の隅々まで
振動させる。
音の大きさではなく

本当に本気になって
身体の中から音が湧き上がった時
きっと人の気持ちを動かす
音楽が生まれるのだと思う。

そんな時に
いくら間違えようとも
関係ない。
気持ちののった音は
間違えすら
かき消す程の
力を持っている。

だから、私は
確率を上げる為の
練習というものが出来ない。

演奏家は毎日練習するものである。

どんなに必死になって
練習しても
その場が
それを崩すかも知れない

すべてが一致した時に
それは生まれるのかも知れない。

今日・・・というか
昨日の演奏は
ある意味60点くらいだろうか?
しかし、別の意味では150点くらい。

私の場合、打率を上げるために
確実な60点を80点平均くらいに
しないといけないのだが・・・

私はそこへの興味が全くない。
そんなもので人の心を
揺さぶることはできないのだから

人の評価とは様々なものである

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