そんな私が・・・!?
リコーダーを吹き続けるようになったのは
小学校4年の頃だっただろうか?
教科書や歌集の楽譜を
リコーダーで吹いたりしていた。
中でももっともたくさん吹いたのは
「茶摘み」である。
なんでだろう・・・??
そぐに覚え自分の部屋のベランダで
吹いていたのを思い出す。
何度も何度も吹くのは理由がある。
微妙に吹き方を変えることで
違った風景が見えてくる。
今、上手くいったと思って
もう一度同じことをしようとしても
同じことは出来ない。
ほんの一部分ニュアンスを変えるだけで
全体のバランスが変わっていく。
ちょっと途中を延ばし気味にしてみたり
どっかに向かって大きくしてみたり
ゆっくりしたり
何十回繰り返しても
ひとつとして同じものはない。
こんなに不思議で
面白いものはなかった。
それは、今練習するときも
何ら変わってはいない。
私の家にあった3枚のレコード
☆ベートーヴェン「運命」シューベルト「未完成」 @カラヤン
☆ベートーヴェン「第九」 @カラヤン
☆フォスター「歌のアルバム」 @ロバート・ショー合唱団
正確に言えばもう一つ
☆珠玉のピアノ名曲集 @ハンス・カン
というのもあったが、
確かに時々聴いていた
結構良く聴いていた・・・
が何故かピアノ嫌いになった私の
記憶から抹消されている・・・
その中でももっとも良く聴いたのが
フォスター。
楽譜が付いていてそれを見ながら良く聴いた。
リコーダーとこのフォスターが
私の楽譜の読み方の勉強であり
後にスコアを見ながら聴くのが大好きになり
楽譜を買い漁ることになる
(ってお金が無くそんなには買えなかったが)
原点だったのだろう。
さてその3枚のうち
この頃は第九は一番聴く回数が少なかっただろう。
「運命」「未完成」は時々聴いていた。
小学生には第九はちょっと長かったのだろうか?
いや、それにしても
ピアノはかなり聴いている。
それなのに何故記憶から消えているのだろう?
それはおそらく中学生になってからの
私の音楽環境の「劇的」変化のせいかもしれない。
つづく・・・