2010/11/22

リサイタルをやるためには
1年半前にホールを予約しなければならない。
前回の2008年のリサイタルが終わって半年
一段落したあとでそろそろ次を考えないとなぁと
思ってはいるけれどもまだ次に何をやるとは
全てをやりきってしまった感のある中には
考えられない状態。
でも、ホールはとっておかないと・・・
という訳でとりあえず月カレンダーを調べ

ホールの空き日を聞くために電話を掛ける

そんな感じでリサイタルの第一歩は始まる。

なんにも決まっていないけどホールだけ決まっている段階。

それからいろいろ考えるのも面白い作業ではある。


笙とソプラノでオペラを。
そんな事を考えたのは全くの偶然から。

たまたま紹介してもらった演劇を見に行って
面白かったのと
たまたま案内もらった面白そうなオペラを見に行った

そのことはここに書きました↓


そこでいろいろなやりたいことがひとつに繋がったのでした。

ずっとオペラが好きで
特にワグナーは大好きで
いずれワグナーがドイツ語のオペラを確立したように
私も日本語のオペラを作りたいなぁ
なんて、昔考えていたっけ。
R.シュトラウスは毎回作者を変えて
オペラを作っていたなぁ
そういえばこれまで2回演劇との曲を書いたのは
オペラを作るための布石でもあったんだなぁ

とそんな事をひとつひとつ思い浮かべていました。

だからといって
個人でオペラなんて作れるはずはないのですが
オーケストラも雇えないし
ソリスト歌手も雇えないし
合唱団も舞台装置も照明も・・・

出来るはずがないのではありますが(普通の人が考えるには)

やりたいと思った瞬間に
やらずにはいられない私としては
ひらめいたのです

モノオペラ

昔、ジェシー・ノーマンが歌う
プーランクの「電話」?というモノオペラを思い出しました。
それがどんなオペラで編成だったかは全く思い出せないのですが・・・。


笙とソプラノ
この二人でオペラを作ってしまおうと考えたのでした。


そこでまずはソプラノの吉川さんへ連絡
面識のない渡辺さんの連絡先を教えてもらい連絡を取りました


私とは思えない驚きの素早い行動力

まずは私は彼の舞台をすでに観ているので
私の演奏を聴いてもらおうと演奏会に招待し
その後、会っていろいろな話をしました。

だいたい価値観や共有できるものがあれば
一緒
に何かを出来るものだと思っています。

芸術について
音楽について
演劇について
オペラ、演奏・・・
様々なことについて
酒の肴にして飲みました



もちろんどのようにこのものオペラを作っていくかの議論も。

その中で役者をパフォーマーとして
物語を視覚的に分かり易く説明する手段として使いたい
との申し出がありました。

そして、技術的なこともいろいろ話合いましたが
まずは最初に簡単なあらすじのようなものを
いくつか書いてもらってそこから私が気に入ったものを選び
10分位の台本を作ってもらい、そこから私が言葉を選びつつ
30分位の曲を作るというのがだいたいのこの共同作業のあらましです。

そして、
今年2月初め、
台本ができあがってきたのでした・・・

とても難しい
哲学的な。。。

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