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2010/02/13

一昨日、
「共立女子大Project」
真鍋尚之 笙 独奏
が終わりました。

演奏している時は必死だし
集中してしていて
どうこう考えなかったが
終わってみて、ふと考えると
今までになかった演奏だったかも知れない。
頭のなかに100%という数字が浮かぶ。

約一年近く
学生と
ホールを探し
曲目を考え
どうやって運営していくかを考え
企画書を作り
演奏会の意図を考え
・・・
いろいろなことがありました。

本番の前日なんて

は???

とか

え???

とか

まさか・・・????

とか

そんなはずないよなぁ・・・?????

とか

うそだろ??????

とかなんとか

とても練習どころではありませんでした。

こんなにいろいろな事が起こるとは

というか・・・起こらないとは・・・??!

ただ、私は演奏会で学生が
ばたばたして
テンパって
それに乗じて足を引っ張られて
それを理由に
私もしくじる訳だけにはいかなかったのだ。

私はそもそも
音楽家として生きる事や
演奏会をするというのがどういう事か
学生と共有したかっただけである。
何かを教えられるとも思っていない。
上手くいくとか行かないとかではなく
ただ一緒に作り上げたかった。

私ができる事は演奏だけなので。。。

そんな思いが強かろうが弱かろうが
良い演奏ができるかできないかは
最後まで吹き終わらないとわからない。

それが何故かぴったりと100%
合わさったのだ。
ここまで充実した演奏はあまり思い出せない。
いつもは
攻めるだけ攻めて
途中で崩壊したり
攻めきれずに安全なところへ行ったり
無理に鼓舞して空回りしたり
緊張して思い通りにいかなかったり
力が入りすぎて指が回らなくなったり

だからこそギリギリのところで練習しているのだが。
普段はどうしても80%90%と言うところだろうか。

100%と言っても点数だと75点くらいだろうか?
70,80,90%を前提に常に120~150点のための練習をしているが。
足りない25%はまた自分の課題として
考えていく事にしよう。

演奏会当日は私はとにかく沢山練習する。さらう。
会場に入るなりすぐに始め開演ギリギリまで。
でも今回、練習ではなくある意味本当のゲネプロを行った。
本番聞く事のできない学生を席に座らせ、
本番と同じに吹いた。
自分たちで作った演奏会本番を彼女たちは聞けないから。
打合せを入れながら2時間以上、
「練習」と「本番」の違いは集中力である。

残りの開場までの1時間あまり、
私は練習しようにもやればやるほど下手になっていく。
指の筋肉は疲労で動かなくなり
もう集中力も何もなくなっていた。

そりゃ本気でゲネプロやれば当たり前の事なんだが・・・。

でもそれでもなんの不安もなく
逆に演奏すればするほど
集中力の中に入っていけたのは何故であろう?

久しぶりに朝まで飲みました。

この感覚はずっと大切にしていきたいですね。
私も沢山の事を学びました。

いい加減ゆっくり休みたいところではありますが、
来週はまたハードな演奏が続き・・・
ドイツ行きの準備も・・・
曲も書かないと・・・

このパワーを次に生かしたいところではありますが、
・・・眠い

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