待ちに待っていた?!
ベルリンフィルのヴァルトビューネコンサートの朝、
朝からしとしと降り注ぐ雨。
そして寒い
夜にはきっと止むさ
とか言いながら
いつまで経っても降り注ぐ。。。
雨の中やるのかなぁと心配しつつ
Webをのぞいても中止とか出ていない。
20:15開演で会場は17:00
17時から来ていた人も結構いたらしい。
雨と風に打たれ
ずぶ濡れになりながら
会場到着。
空いてると思ったら・・・
かなりの人、
そして傘とカッパでカラフル
間もなく20:15になる頃に
ベルリンフィルハーモニー登場
楽器を持たずに
傘を持って
コートを着て
寒いよ~って肩をすくめながら
見えますかね~
舞台で傘さしてるベルリンフィル。
おいおい
もう2万人も来てるんだぞ・・・
しかもあとでみたらあるサイトに
”今日はやります”からカッパ持参できて下さいって
かいてあるじゃん。
そして、一人の男性が前に出て来て
「雨が上からだけでなく横からも入ってくる
私たちは演奏したいけど、高価な楽器が簡単に壊れてしまう」
ってなことを言って中止宣告していきました。
さらに
指揮者のリッカルド・シャイーが出て来て
「この一週間一生懸命練習してきたんだからやりたい」
みたいの事を言ってましたが(全て想像訳)
「でもこの曲目は今年必ず演奏しなければ」
みたいなことを言い
8月23日に開催します!と
(これはちゃんと聞き取れました)
そんな訳で
日本ならブーイングの嵐だろうな。
なんでもっと早く中止を決めないのか
とか
やるって言っただろう
とか、係員に詰め寄って
わざわざ遠くからこのためだけに来た人もいるだろうに。
日本から来た人もいたりして。
でも、ここはドイツ
みんなさっさと帰ります。
私も
「何か美味しいもの食べにいこ~」
と会場を去りました。
ネット記事で翌日みましたが
「誰一人として怒る人はいなかった」
って書いてました。
(ホントかな?)
どこか遠くから来た男性は
「帰ってお風呂にはいろ~」
といったそうで
どっかの人は
「飲み屋に行って何とかって酒を飲もう~」
と言って去っていったそうです。
いつもポジティブに生きるドイツ人、
私もこういう人たちの中にいると
ポジティブに生きる事ができます。
雨に打たれて寒さに凍え
中止になったのを嘆いても
悲しいだけですからね。
30年の歴史の中で初めての中止だそうです。
一ヶ月半待たされて聴くWaldbueneは
きっと感慨深いんだろうな~