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2009/05/17
Der Ring des Nibelungen

ニーベルングの指輪
R.ワーグナー作曲

高校生の時分
’87年頃
日本で初めて
この"序夜と3日間"
つまり4夜かけて上演される
ニーベルングの指輪
全曲日本初演なるものを
聴きに行った私は
自称ワグネリアンである。

今日、たまたま
N響アワーをふと思い立ち
テレビをつけた。

いつの間にか
解説は池辺晋一郎から
西村朗に替わっていたのですね。

いやぁ・・・
先週たまたま観た時に
まさか西村朗も先代の池辺晋一郎氏のように
オヤジギャグを連発するのかと・・・
危機感をいだいていました。。。

いやいや・・・
私の中の三大作曲家
三善晃
一柳慧
西村朗

西村朗の曲を聴いたのは
高校生の頃
これまた衝撃でした。

こんな凄い人がいるのかと。
それはまさに私の創りたい音楽に
ピタリとはまるものがありました。

それ以来
何度か遠巻きに
お話しをしたことはありましたが・・・。
そういえば
私が助演で出演した演奏会の打ち上げに
二人で来ていて・・・。
二人の一気呵成のオヤジギャグに・・・
かなり引きました–;
素晴らしい作曲家なのに
テレビであれやらないでくれ・・・
とひやひやしてます。。。。
まぁそんなことはともかくとして

Ring
りんぐ

ワグネリアンは
指輪とか言いません・・。。

十数年前
N響でワルキューレの一幕全曲をやるので聴きに行ったことがある。
イルジー・コウト指揮で
テノールがバイロイトでも歌っていた・・・
誰だっけ???

ともかく
ベルリンのシュターツオパーとかで
トリスタンとイゾルデなどを
聴いたコウトの指揮で
N響がどんな演奏するのかワクワクしながら行った。

N響は中学から大学まで
定期会員になり毎月2回通っていたので
よく知っている。

しかし、その
「ワルキューレ」は
????????????
であった。

やはりオペラたるもの
全部を知っていないと・・・

前奏曲だけとか
途中のおいしいとこだけとか、
そういう演奏は
"全部知った上の一部分"
ならいいのだが
それが全部となってしまうと・・・。

そんな演奏でがっかりしたのだが

世の中かわったと

N響も最近
新国立劇場でRingを演奏している。

日本でRingは不可能と言われていた
’87年
ベルリン・ドイツ・オペラが
全曲を上演し、
この後聞けるのは何十年後かと言われていた。

それが新国立劇場ができ
数年前Ringも上演されるようになった。

私にとっては以前の夢のような話であるが
聴きに行けたのは結局ジークフリートだけだ。

その時の演奏はN響&準・メルクル

今日聴いた演奏は
数年前の演奏とは見違えて
ワーグナーの世界を彷彿とさせる演奏だった。

エド・デ・ワールトというと
なんか「惑星」ってイメージなんですが
ワーグナーもけっこう振っているのですね。

それにしても
N響の演奏がこんなにも熱く
ワーグナーを知り尽くしたかのごとく演奏するのに
ちょっとびっくりして
なんか嬉しくなりました。

私自身
年末のバイロイトの放送やら
沢山のCDでこのRingは聴いているつもりですが

いい演奏でした
金管楽器群なんて
そんなに顔ぶれかわってないようなのに
全然違う音色に聞こえました。
後ろの真ん中でバストランペット吹いてた人に
ちょっと興味がありますが。

そんな訳で
今日はちょっといい気分です。

私の青春の!?
楽譜コレクションです。

穴が空くほど読みました。。。

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