2007/07/05

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィル
ベートーヴェン交響曲全集
やっと届きました。
といっても先週きたのですが・・・

1961~2年の録音
カラヤンは1908年生まれのだから
もっとも充実した50歳代前半の録音。

思えばこの録音
5番と9番はLP盤で
6番と8番はCDで持っていた・・・。
私はとにかく3番のCDを欲しかったので
どうせなら同じ指揮者で!
と探していたのですが
ちょうどこの全集2432で買えるので
ダブっててもいいやと買いました。

5番などは特に小学生の頃から
聞き慣れている演奏。
「運命」といえばこの演奏だった。

とにかく弦楽器の響きが重厚で
全体がうなるように鳴る。

そして緊張感と集中力も抜群で
ぐいぐいとオーケストラを引っ張っていく
若々しさのようなものも感じる。

ある意味、非常に安定した中に
荒々しさと、前へ前へと進んでいく
相対するものを同時に含んでいるような
演奏である。
弦楽器や金管のある種、粗々しい音色は
計算され意識的に出しているのではないかと
思うようなところさえ感じる。

クライバーが瞬発力だとしたら
このカラヤンは持久力である。

クレッシェンドした頂点の
長さもさることながら
その先になさらなる
何かが待っている・・・。

しかし、LPで聴いている時は
あまり感じなかったのだが
この重厚さの後ろにある・・・
コントラバス・・・・
ちょっと大きすぎやしないかと・・・。
CDの6番を聴いていた時もなんか
やたら低音=特にコントラバスが
やたら強調されているなぁと。

これはCDのせいなのだろうか?
LPはコントラバスもうまく全体と
解け合いそれが重厚感を
出していたように思うのだが
どうもCDだと低音を強調して
コントラバスだけが分離して
無理に重厚感を作り出しているように
聞こえてしまう。

個々についてはまた書くことにして・・・
今日は朝から連続で1~8番まで聴いた!!
9番は・・・

他のカラヤンのベートーヴェン全集は
ほんの少ししか聴いたことが無いのだが
私にとっては'60、'70、'80年代とある
カラヤン=ベルリン・フィルの中でも
もっともしっくり来るかなぁと・・・

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