2009/02/07

そういえば
・・・!?

音楽家にとって
必ず
持っていなければならない
必需品

でも私には
どうしても不要なものがある。

ひとつは

そう

つい先日
書いた

メトロノーム

そして
もう一つは

録音機器

MD

練習したり
合奏したり
レッスンの時など

MDを離せない人が
沢山いる。

本番前の練習など
さぁ
通すぞ

っていうと

みんな
客席に
MDもって
走り出す

バランスを
”機械を通して”聴いてみたり
客観的に
”機械を通して”聴いてみたり
するんだろうけど

私は
機械というものを信じない
・・・
と言うか

人間を信じる
自分を信じる

から
その場で聴いている
信用できる人の意見を聞くし
何より自分の耳を信じ
自分の感覚を信じる

信用できる人がいない時に
機械というのは
何十分の一の
意見にはなるかもしれないが。

だから
必死に録音を録り
誰よりもそれを信じる
やり方は好きではない。

私の師の言葉を思い出す。

「一番信じられるのは
その時に感じた自分の耳」

これは
何かの本番か
練習か
あるいは誰かの演奏を聴いた
その後、録音を聴いてみると
その時に感じたものとは
違っていた。
どちらが正しいのかと
師に話をした時に得た言葉だった

録音とか
今は
昔のカセットテープの歪んだ音からは
想像も付かないいい音で容易に録音ができる。
そのままCDが作れてしまうのではないかと思えるほど。

MDがで始めた頃は
これがもうほんのちょっと早くできていてくれれは
声楽の勉強はもっとうまくいったのになぁと
思った。

でも

・・・

である。

そんな便利な道具に
頼るのではなく

もっと
その時の
人間の持つ
最大の能力を生かし
アンテナを伸ばし
感じればいいではないか。
その時は
その時しかないのであり
後で録音を確認するのではなく
いまを最大限に活かすような。

だから
私は
あまり録音をしない。

(演奏会の録音は
しっかりしておきますが)

機械に頼ると
自分が信じられなくなってくるような
気がするのです。

そうそう

それから

鉛筆

私は
楽譜にはなんにも
書かない

なんか書いている時間があったら
その感覚を
音で覚えた方が
確実なのだから。

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