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2019/12/29

とにかくめいいっぱい色々な事ができた1年でした。

オーケストラを(ほぼ)2曲書きましたし

中南米ツアーでは雅楽の演奏をはじめ、ソロの超絶技巧の曲を沢山演奏し

オーケストラとの共演も

 

年代順の作品目録を見ていると

2012年以降しばらく作曲からは離れていて

2016年に久しぶりに笙と弦楽オーケストラの作品を書いて

2017年にも舞踊のための音楽を書いて

昨年はリサイタルのために笙の独奏曲を作り

Works/ Werke/ 作品目録(年代順)

今年になってからは

白河での「影向のボレロ」のために1月からオーケストラを書き+編曲をし

そして1時間のオペラ《アコスタニュ》も5ヶ月程で書き上げた。

1月にオーケストラの譜面を書いている時はその後こんな大きな曲を書くことになるとは想像もしていなかったが、ここでオーケストラの譜面を書いた経験はとても大きかった。

さらに歌曲を2曲。

 

そして、演奏では中南米へ。

前半は雅楽の演奏、後半は笙のソロで現代音楽の演奏というプログラム。

40分ずつの短いプログラムであったが

雅楽では(解説も交え)管絃、舞楽、神楽歌など雅楽の全般を網羅するプログラムを

後半は湯浅譲二、川島素晴、そして拙作《Invention》など

今できる全ての事をやり尽くす内容で、とても充実していた。

 

7月に訪れたドイツでもベルリンとハンブルクで2回の演奏会に出る機会をいただいた。

そこでも超絶技巧のソロをめいいっぱい演奏したし、ハンブルクでは中国の笙のWuWeiとの共演も実現した。

夏以降は家に籠りっきりで作曲を進めた。

1年のうちに2度も南米へ足を運ぶ事になるとは思いもしなかったが、

11月の《アコスタニュ》の初演への道のりは厳しいものがあったが、得るものも多かった。
また来年3月には再演されるようだし、今後パラグアイの地で演奏され続き、成長していってほしい。

Requiem IV „Acosta Ñú“

なんだか

この1年でいろいろやりたい事をやり切ってしまった感があるので

来年は何ができるのか分からないが

今までのしがらみから離れて新しい世界に入っていきたいなぁと

漠然と考えている。

 

干支が4回巡って来た年はもう終わりになるけれど

作曲家としてはまだまだ若い部類に入るだろうし

最近やっと書き方が分かってきて、書けるようになってきた気もする

演奏家としてももうしばらくは成長できるだろう。

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