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2019/03/02

日・パラグアイ外交関係樹立100周年
記念演奏会として
パラグアイ国立交響楽団( La Sinfónica Nacional (OSN) )と
在パラグアイ日本国大使館の主催による演奏会として開催されました。

会場はオーケストラが普段本拠にしているという
ホテルの地下にあるTeatro del Hotel Guaraní

絨毯を敷いていてあまり響かないと言われていたのですが、
まぁまぁ悪くはない。
特にマイクなくても大丈夫かなと。

ここでも体調のことなど考えて
早めに入ってリハーサルを済ませて
一眠りしてから本番をむかえるというスケジュール。

でもやはり時間通りに鍵は開かず

少し遅れて中に入るものの
必要な電源や椅子、譜面台などは何もなく・・・。

ここの劇場、特に音楽ホールというわけではなく
指揮台から譜面台まで全て搬入するもよう。。。

しかも搬入口がなく入口からロビーを通って
客席の一番後ろから2〜3人で人力で搬入。。。

そしてやっとリハーサル開始。
 

オーケストラとも
 

 

“Naoyuki Manabe, el Shō Virtuoso”. Tradición de 1300 años y su innovación” 「真鍋尚之・超絶技巧の笙、1300年の伝統と革新」

20:30開演です。

前半は今回も雅楽から

 

管絃吹
《平調音取》Hyõjõ no Netori

《越殿楽》Etenraku

《陪臚》Bairo

神楽歌(Kagurauta)より
《神楽音取》Kagura no Netori
《千歳》Senzai

舞楽吹
《蘇莫者破》Somakusha no Ha

《白濱》Hõhin

 

ボリビアでの演奏の後だったので
なんて息が楽なんだろうと

大きなホールであまり響かないにも関わらず
なんとも力が抜けて気持ちよく演奏しました。

 

そして後半はオーケストラ。

パラグアイ国立交響楽団

Willian Aguayo(指揮)

 

芥川也寸志弦楽のための三楽章 
Yasushi AKUTAGAWA (1925-1989) “TRIPTYQUE” for String Orchestra  (1953)

公演の内容を考えている時に
大使館の方からほかにも日本人の作品を
という提案があり芥川作品になりました。
それにしてもこの大使館のKさんは
芥川や伊福部作品等と提案してくれて
すごい詳しい方なのかなと。
(普通この名前出てこないですよね)

プログラムとしては
雅楽の古典と
近代・現代の日本人作品
とても良い構成になりました。

Kさん日本からパート譜運んできてくれました。

私は準備をしていたので全く聞けませんでしたが。

 

そして

真鍋尚之 Requiem III《鎮魂協奏曲》 
Naoyuki MANABE (1971-) Requiem III “Konzert Requiem“ für Shõ und Streichorchester (2016)   

パラグアイ国立交響楽団

Willian Aguayo(指揮)

真鍋尚之(笙)

全3楽章の初演です。

とても良い雰囲気で
また演奏もすばらしく
(いろんな事件が起きた気がしますが・・・)
 

ほぼ満員の客席から沢山の拍手をいただきました
 

 

演奏が終わって
もともと開演が遅いので
挨拶したり片付けたりして23時過ぎなのですが

それでも
終わった後はビールを飲まないと
寝ることはできない

 

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