2時間が4時間になり
そして6時間
まぁまぁよく寝れるようになった。
昨日合流できなかった2人とは朝ご飯でやっと顔を合わせました。
今まで一週間1人だったので仲間がいるっていうのはなかなか心強いですね。
会場入りは12時。
本番は16時。
雅楽の曲目は今回ここが初めてなので
リハーサルはしっかりやらないとだし
現代曲も最初のニカラグアでやって以来。
この3時間でどれだけ練習できるかが勝負。
会場はペルー日本文化会館の大ホール。
300席ほどの講堂のような会場です。
音は完全にデットで、響かない。
マイクを入れるというのもあったのですが
生音で行いました。
雅楽の曲目をひととおり練習し、
残り本番まで2時間半。
会場ぎりぎりまで練習し、
お弁当を急いでいただいて
大急ぎで着替えて本番になりました。
（めちゃくちゃあわただしい。。。）
まずは大使の挨拶。
そして演奏会の前半はレクチャー・コンサート。
解説をしながら演奏を進めていきます。
通訳の方がとてもテンポ良く上手く
私も冗談を交えながら
会場もだいぶ和んだ様子でウケていました。
曲目は
管絃吹
《平調音取》
《越殿楽》
《陪臚》
神楽歌より
《神楽音取》
《千歳》
舞楽吹
《蘇莫者破》
《白濱》
雅楽のひととおりのジャンル
管絃・舞楽・歌
を網羅していて
拍子も早・只・夜多羅そしてフリーリズムと
変化に富んでいてなかなか良いプログラム組みました。
解説があっての演奏はとてもわかりやすく
理解が進んだとのことで、好評で良かったです。
ただし、説明しすぎて予定の40分をかなりオーバー。
1時間強の前半となってしまいました。
そして後半は笙の独奏による現代曲。
（最初は雅楽の曲ですが笙の独奏ということで。。。）
雅楽曲《黄鐘調調子》
湯浅譲二《原風景》(1988)
真鍋尚之《Invention IV》 より
3, 短３度、長３度
5, 右手
4, 合竹
7, 両手（交互）
ローベルト・HP・プラッツ《線香花火》(1997)
川島素晴《手遊び十七孔》(2008)
リサイタルと同じ曲目をこれだけ短い準備時間で行うなんて・・・。
確かに無謀と言えば無謀なんだけど。
お客さんはとても集中して聴いてくれてました。
一曲ごとにとても大きな拍手をもらい
こちらの集中力もばっちり。
最後までしっかりと吹き切った充実の45分でした。
それにしても疲れた。
あー終わった〜って
くらくらになって
やっとビールだ
って
思ってたら
アンコール
って
何も用意していない
でも
拍手がやまない
急いで楽屋に走って
（ちょっと遠い）
楽譜をあさって
ここしばらく全く吹いていない
真鍋尚之《呼吸IV》
を。
気持ちよかったです。
ほぼノーミス。
そんな感じで完全燃焼
燃え尽きました。
それにしても
片付ける物の多さと
控室は冷房がなく暑い。
ちょっと片付けては呼び出され
そして別室へ挨拶に行き
さらに別室で懇親会をやっていて
出もまだ全然片付いていない。
荷物多いし適当に積めて持って帰れる物でもない。
でも懇親会ではいろいろな人と話しをし
ペルーのオーケストラの指揮者とも会いました。
彼はドイツ語を話す。
通訳なしで直接いろいろなことが話せて楽しかった。
（やっぱり言葉は大切だよな）
これだけエネルギー使って燃え尽きた後でも
飲みには行きます。
絶好調です。
昨日も飲んだこのCusquenaというビールが
ペルーの代表的ビールで美味しいそうです。
そして白とかピルスナーとかいろいろあるのですが
昨日の人はRed Aleだけを薦めて来ました。
四本ぐらいは飲んだかな？
演奏後はテンション高くて
良い演奏したので気持ちよく飲めました。
打ち上げでは翌日から行くボリビアの首都・標高3,800メーターのラパスが話題に。
空港はそこより高い4,100メーターだそうです・・・。
高山病予防の薬があるとのことで大使館員の方が買ってきてくれました。
ただ、副作用が3つあって
・炭酸が苦くなる
・トイレが近くなる？
・・・・（忘れた）
重要なところはよく覚えています。
炭酸が苦くなる
つまりビールがまずくなる。
この副作用は大きい
翌日の昼は大使公邸で昼食会。
この前に服用してしまったら
せっかくの食事が美味しくなくなってしまう
（昼から飲む気満々）
昼食会の後に飲もうと誓ったのでありました。。。