さて、メルツムジークが終わって
なんだかちょっと安心しました。
つかの間の休み
その翌日18日は
ベルリン国立歌劇場の
トリスタンとイゾルデがあります。
ワルトラウト・マイヤーが歌うとあって
私は今回の3回分の公演全部買っていたのでしたが
10日は行けず、今回と25日と行きます。
ただ、前回はマイヤーは歌わず
今回も代役。
でもリンダ・ワトソン、
彼女を聴けるのはけっこうラッキーです。
それにブランゲーネのEkaterina Gubanovaも
張りのある声でなかなか良かったです。
それと一幕冒頭で歌う水夫?のFrorian Hoffmannも
なかなか美声!
マルケ王のルネ・パーペもよく聞く名前で
たぶんバイロイトの常連かな?
なかなか素晴らしかった。
ただ・・・トリスタンは・・・
確かに強い声なんだけど
堅いというか・・・のどに力の入った
しまった声で、自然な発声でないために
あまり良く聞こえてこないし
一本調子だし聞きづらいし、
クルベナールなんて全然聞こえない。。。
以前もベルリン国立歌劇場が日本に来て
トリスタンをやったときに
全く聞こえない弱いクルベナールの時があったなぁ。
そして・・・ゴールトベルクなんて
まだ歌ってたんだ!
以前はローエングリンだの主役を歌っていたのに
今回はメロート。
今、国立歌劇場は工事中で
シラーテアターと言うところで
公演をしています。
ここはドイツオペラからも
歩いて5分くらいのところで。
うちからドイツオペラまでが10分くらい
シラーテアターまでは15分
自転車なら5分ちょっと。
歩けるところにふたつもオペラハウスがあるなんて。
この劇場ちょっと小さめなので
私が買った安い席は2回の後ろの方ですが
とても良い席です。
そこからは全く指揮者が見えず
一番後ろの打楽器とコントラバス2人しか見えなかったので
どんな編成でやってるのかと思ってピットを見に行ったら
何ともの凄い深かった。
普通の倍くらい?
しかも手前に柵のような反響板のような。。。
これじゃぁまったくみえないわけだ。
さて、
バレンボイムは私なかなか好きです。
ちょっとやけくそ気味だったり、
きっと練習ではやっていないような
突っ走り方というかたたみかけるような
ドイツオペラでワーグナーは何回も聞いたけど
こちらの方が俄然いい感じ。
っていうかオーケストラがどうとかじゃなくって
指揮者の力なのかなと。
伴奏という感じは全くなく
なので最後に舞台にオーケストラ全員が上がったときは
ちょっと感動!
ハリー・クップファーの演出もなかなか良かった。
この鳥の羽みたいなの
何かよくわからなかったんだけど
よく見ると女の人が倒れていて
何で女の人の背中から羽が生えてんのかと思ったら
天使??
こういう演出なら良いな~
ちょっと疲れていて
だいぶ眠かったけど
またもう一回は体調を整え・・・
られるかな??
さて、
そんな翌日
ゆっくり寝たいところなんだけど
7時に起きて、自転車で1時間。。。
4月にベラルーシ共和国の首都ミンスクである演奏会のため
ビザを申請していて、
今日取りに行くしかなかったのです。
何せ明日からパリに行くので
どうしてもパスポートを取り返さないと。
今日はちょっと肌寒かったのだけど
自転車で疾走
汗だくになりました。
でも、自転車で来いと言った
張本人は現れず
電車で来ればよかった・・・
とかは思わない事にして
川沿いの道をサイクリングしました。
久しぶりだな~
もうすっかり春。
ちょっとした観光を楽しみ
そうだ
湖畔へ行ってカフェしよう!
と思い立ち
ケーキも買って
1時間ほど。
往復で3時間くらいかかったけど
8時に出たからまだ11時
なんかこういう気持ちに余裕のある生活って必要
日が当たっていたのでまぁまぁ気持ちよくって。
その後はWuWeiに2時間ほどお稽古して。
もしかしたらこれが最後かも知れないな。
そのあと16時過ぎから
早めの晩ご飯・・・と言うか遅めの昼ご飯??
今日は夕焼けが久しぶりに
と言うか何ヶ月かぶりの
空が真っ赤になる夕焼け
どんどん日が長くなっていくし
日の沈む場所も北に移動していくし。
1週間で日没が15分くらい延びているのですね。
なんか急すぎてついて行けません。
見えるかな
最後の暗くなる直前の地平線は
グラデーションになってて特別綺麗なんですよね。
そんな訳で
明日から4泊でパリです。
帰ってきたら再びトリスタン。
またぐっと日が延びているんだろうな