2009/03/26

どういう順番だったか
よくは覚えていないが
この頃、私が雅楽
いや、日本音楽を
強く意識するようになった。

雅楽のCDは当時
私が見つけたのは二種類。
宮内庁式部職楽部が演奏する
越殿楽三調というのと
東京楽所かどこかのCD。

私は越殿楽三調のCDを手に入れた。
その中でも特に印象に残っているのが
「納蘇利」
その太鼓の迫力とリズム感に
何とも言えず興奮した。

そして、
高校の音楽コースの合宿に行く前、
国立音楽大学へ見学に行った時に
楽器博物館?のようなところで
雅楽の楽器を見た事。
大学でも雅楽を教えているという事。

そして、たまたま新聞で見かけた
国立劇場での雅楽と声明のための
新作の演奏会。
一柳慧の「こかい」という演奏会だった。
(字がわからない・・・)
これは大劇場と小劇場と
同時進行の演奏会で
後半は古典で
大劇場が雅楽
小劇場が声明
だったが
私は迷うことなく声明を聞きに行った。

当時はまた
雅楽や日本音楽に関する本も
ほとんどなかった。
雅楽に関しては増本喜久子さんの
「雅楽」という本と
絶版で取り寄せ不可能だった
東洋音楽選書の「雅楽」という
古楽譜を研究した全くの
専門書くらいであった。

そしてもう一つ私が読みふけったのは
小泉文夫著「日本伝統音楽の研究」
というわらべ唄から日本の音階を研究した
日本音階の研究の最大の本である。

この頃には
私がどう音楽家として
作曲家として生きていくか
完全に固まっていたように思う。

高2になってすぐ
和声の1巻は終わり
ソルフェージュ・ピアノ・和声を
習っていた先生から
私が教えられる作曲の勉強はここまで
という事で作曲の先生を新たに紹介してもらった。

つづく

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