2009/09/04
私の最も好きなオペラ

それはなんといっても
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」
だろう。

ワグネリアンの私にとって
「リング」も「パルジファル」も
「タンホイザー」も「マイスタージンガー」も
よく聞くのだが、再生回数ダントツは
やはり「トリスタン」
今まではクライバー指揮の全曲盤と
カール・ベーム指揮はハイライト盤を持っていた。

その他、生演奏でも
ベルリン国立歌劇場(2回?)
ベルリン・ドイツ・オペラ
などでも聞いている。
ルネ・コロが歌ったのはベルリンの統一後の
公演だっただろうか・・・?

長らく愛聴していたベームのハイライト盤は
前奏曲と2幕の二重唱、
三幕のトリスタンの独唱部分と
最後の「愛の死」などが入っていた。

おいしいところばかりで充分この演奏の素晴らしさを
堪能できるのだが、ずっと以前からこの演奏の全曲を
聞きたくてたまらなかった。
なんどもCDショップまで行ってベームのトリスタンを
手にとっては決心が付かず・・・

そして、見つけたのが
このバイロイトでの名演集。

HMVでマルチバイで5~6千円くらいでした。
これはお買い得。
ベームのリングは持っているのでダブってしまいますが
他の演奏も魅力的なものばかり。
タンホイザーもヴィントガッセンなんですね!
買ってから気がついた。

あらためてじっくり全曲を通して聞いていますが
もの凄いすさまじい演奏ですね。
なんといえばいいのでしょう。
音が満ちあふれているというか
音の密度が濃いというか
音が充満しているというか。

とてつもない太く重たいでっかい物体が
押し寄せてくるようなオーケストラを
ニルソンとヴィントガッセンの声が
鋭く突き抜け、切り裂いていくような。

特に一幕のニルソンはオーケストラを圧倒し
ヴィントガッセンをも封じ込める凄さがあります。
比較的このオペラの中でも一幕は飛び越してしまうのですが
(二幕三幕がおもしろい!)
この演奏は一幕から手に汗握る展開です。

ベームとバイロイトの演奏も一瞬の隙もなく
ほんの短い一音さえも気を抜かない
なみなみならない緊張感が伝わってきます。
最近いろいろなところで
寄せ集めの臨時オケ
(すみません・・・適当な言葉が見つからない)
が流行っていますが、
その元祖とも言えるのが
このバイロイト祝祭劇場管弦楽団でしょう。
この夏の音楽祭の期間だけ、ワーグナーを演奏する為だけに
結成されるオーケストラですから。

普段一緒に演奏していない演奏家と
演奏するという事はなかなか刺激的な事でもあり
怖い事でもあり、危険な事でもある。

それが、ベームを中心として
一番最高の形で一点に重なった演奏に思う。

それにしてもこれがライヴ録音とは思えないほどの
完成度の高さである。
いやいや、
長年待ち焦がれてた甲斐がありました。
ここ↓が今お買い得です

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