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2010/11/11
その昔は
受験戦争なる言葉があった。

いい高校に行って
いい大学を出ないと
いいところに就職できない。

だから勉強して良い成績を取りなさいと。

良い成績を取るためには
他の人を押しのけてでも良い点数をとる
とか何とか

自分が良い点数をとっても
他の人がもっと良い点数をとると
自分はその下になり
世の中から取り残されていく。

私の中学時代はこんなのが当たり前であった。
クラスで5を貰える人は1人か2人
相対評価の世界。
だったら他人を蹴落として自分がその中に入る。

そして良い成績を勝ち得たものだけが
その後の高校進学
大学進学
そして就職を約束される

という

なんともバカげたはなしである。

10代半ばにして
何を相手に戦っているのだろうか?
そこで人生が決まるのであろうか?

最近では就職戦線なる言葉が存在するそうである。

大学に入って
何を勉強するか決まるか決まらないかのうちに
卒業したあとの道を迫られる。

そもそも
勉強が好きだった私としては
そこそこの成績はもらっていた。
しかし、進学のための成績を
どう調整しようが
私の興味のあるところではなかった。

15くらいで人生が決まってしまうと教えられていた20年ほど前も
大学に入ってすぐに卒業したあとのことを考えさせられる今も
さして変わらない。

30年以上生きていても
何も決まっていない私からすれば
20歳そこそこで道を迫られること自体
理解しがたい部分もある。

しかし、そこで道を決めたことによって
長い人生の中で何が変わるのであろうか?

戦争とは
命を賭けて戦うことである

私はこの戦争は絶対的に否定する

しかし、進学も就職も
命を賭けて戦うことに匹敵する意味を持つものなのだろうか??

そんな事に重きを置いている時間があったら
学生は学生でもっとやるべき事が沢山あるものだと思う。
中学・高校・大学
という時代は
人生の中で最も
意義深い大切な時間でもあると思うからだ。


まぁ、
そんな私の助言を
真に受けて
就職できなかった学生諸君を
私が何か保証してあげれるものはありませんが

一番勉強できるはずの
大学3年生あたりが
就職活動の何とかの予約を必死に取り合っている姿は
何とも悲痛としかいいようがありません。

私はこの歳になっても
あんまり社会的に褒められた状況にはありませんが
少なくとも100年後くらいには
必ず身を立てていたいなぁと思っています。

何に命をかけるかは
それぞれ自由ですが
自分の道は
周りに揺さぶられることなく
しっかり歩いていければいいなぁと
思っています。

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