2012/07/10
日本はなんてすごいんだ

今日クーラーが壊れて

メーカーに今電話して

もう明日には修理に来てくれるという。

ドイツだったら
2週間くらい待たされるだろうなぁ

さて、最近
またドイツ語を
習いに行っている私は
ちょうどメールを書く課題を
やっている時に
しょっちゅうメールを書かなければいけ無くって
でもいつも同じ表現とか
挨拶になってしまうから
他の表現を教えてほしい
と言ったら
先生から
いい本を紹介してもらいました。

例文がいっぱい載っていて
いろんな言い回しのバリエーションもあって
なかなか良いかも。

この著者が私の今の先生。
あと数回だけど。

そうそう、こういう事を言いたかったんだ
って文例がいっぱいあって楽しい。

さて、
子供が浴衣をほしいというので
呉服屋さんに行ってきました。
数年前には出来合いの物を買ったのですが
今度は仕立ててもらおうと
生地をいろいろ見せてもらうと

だめだ
いいもの見ると
安いのはどうしてもダメになる
後ろのが以前の。

黒いのも試してみましたが
黄色に決まりました。

さて、
やっと本題に・・・

先週土曜日
7月7日は
十二音会の
演奏会でした。

昨年はドイツで出演できなかったので
2年ぶり。

紀尾井ホールは
やはり素晴らしいホールです。

最初のリサイタルは
ここでしたが

それから
浜離宮
オペラシティ

だんだん
小さくなっていく。。。

いつかここに帰ってきたい

今回は
私は後半の
舞楽だけで
前半は
お休み

陵王という
雅楽の舞楽でも
最も演奏される機会の多い
曲ですが、
大抵は短い
20分ほどのバージョンで
演奏されます。

正式なのだと
およそ40分ほどかかるので
めったに演奏されませんが
今回はその完全な形に
さらに荒序と嗔序という
舞譜と一部の演奏譜が遺っている物を
芝祐靖氏が復曲、
東儀俊美(としはる)氏
が舞の復活を手がけ
数年前に国立劇場で上演したという
作品を取り上げた。

芝祐靖氏は
私の芸大時代の先生でもあり
私は師の属する団体へは
入らなかったため(拒否)
すっかりお話しする機会も
無くなってしまった。
コンクールの時の審査員でも
あったのですけど、
その時もほとんど
何も話せず
今回久しぶりに
少したくさん話せました。

「君の曲はめちゃくちゃ難しいから誰も吹けないんじゃない?」

そうか、コンクールの時に何か不満気な事を言っていたというのは
このことだったのかな?

でもね、
それよりも20年も前に
一柳慧氏は「時の佇まい」
と言う、めちゃくちゃ難しい曲を
作曲していて、

それなのに
一応、第一人者として
活躍してきた方もいたのに
その曲をさっぱり演奏せずに
技術を発展させて来なかったんじゃぁないですか。

私の曲も
私に続くひとが出てこない限り
すぐ楽譜の墓場行きです。

それと同時に
素晴らしい作曲家が
作った作品たち、
一度演奏されたきりで
演奏されなくなった作品にも
新しい命を与えていかなければならない。

特に一柳作品と湯浅作品は
ヨーロッパで何回も演奏して
新たに生き返った作品かな?

さて
今回の陵王を見ていて
いろいろ思うところもありました。
とにかく舞った康夫氏は素晴らしい。
1時間にも及ぶこの大曲を1人で舞いきり。
あまり表現する言葉が見つからないので
これ以上書かないことにしよう。

芝先生は
さんざん復曲とか
手がけているようですが
それが雅楽の
新たなレパートリーとして
定着する、或いは今後なるような曲はあるのだろうか?
私はよく知らないから何とも言いようがないが。
楽部から離れずに
このような名手たちと一緒に仕事を
するべき人だったのではないかな?

この陵王などは
新たに雅楽のレパートリーとして
今後も生きていくような気がする。

終わったあとそんな事を考えていた

さて、私は
後半だけだったので
暗譜することにした。

みんな大変なので
今回は楽譜を見て良いと
言うことになっていたのだけど。

笙は荒序を覚えればいいだけなので。
といっても八帖まで結構大変だけど。

一年のハンディーもあるし
管絃出ないし、

あと
雅楽って
宮内庁式部職楽部
だけが国の重要無形文化財なんですよね。

楽師でない私のようなモノは
いつまで経っても「民間」なんです
十二音会には
そんな差別をするような人は居ませんが
いつもどうしても越えられない
壁をその間に感じています。
でも戦わずして破れたくないですから。
ちょっとだけ小さな反乱。
誰も気付いてないかも知れませんけど。
覚えるのくらいは
努力すればできるんですけどね。

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