4月7日本番当日。
この日は午後から劇場入りなので昼過ぎまでゆっくり休む。
14時からざっと細かいところを確認して16時頃からゲネプロ。
17時過ぎに終わり20時半からの演奏会までちょっとの休憩。
ご飯を食べに行くと重すぎるのでパン屋でパンを買って時間まで横になって休憩
皆フランス語で私だけ話せず、日本人の2人とドイツ語を話せるアコーディオンの奏者以外まったくコミュニケーションが取れないんだけど、冒頭の曲が5分くらい笙のソロ。
ふふふ、見てろよ
って軽く吹いたらみんな見る目が変わった
気がする・・・
そして本番、私まだまだ本気出してなかったのよって感じで
いい感じで吹き出したら・・・
あれ？
行（a・ラ）の音が鳴らない
まぁそういう事もあるけど大体は途中でなるようになる。
でも
鳴らない
一本で吹くところあるんだけど。。。
でも
鳴らない
違う音を吹きながら
なるのを待つ
けど
鳴らない
なにやっても鳴らない
そうこうしているうちにソロは終わりました。
分からないように上手くやりましたけど
ショック
その後もたくさん出てくるので
竹を外して確認するも
全然鳴る気配がない
何か引っ掛かっている感じ
でも
始まったら終わりまで1時間
直しようがない
どうしよう
・・・
歌だけの曲があるので
その時に裏に行って直そう
そして
そっと席を立ち裏に
なんか引っ掛かってる
強烈に引っ掛かってる
でも慎重に
慎重に
取れない
そして
取れた！
おもりが。。。
万事休す
1音ないまま本番の舞台へ戻りました。
ソロでメロディーが出てくるところはオクターヴ下げたり
工夫しながらなんとか
それにしても吹きづらいしオクターヴ違うと和音の感じも違うし
もうこれで日本に帰る事になってたら切腹ものだった。
周りはなにも気づいてないみたいだったけど。
でも本番は良い演奏会となりました。
美味しいビールを飲んで次に繋げよう
