2018/03/07

ベルリン・フィルは1980年代まで男性のみ

女性クラリネット奏者のザビーネ・マイヤーを
カラヤンが団員にしようとして反対にあって
そこからカラヤンとベルリン・フィルの関係が崩れたという話しを聞いた。

今ではすっかり女性の数も増えているが
男だけのオーケストラに1人女性を入れると言うのは
伝統を崩す大事であったのであろう

ウィーン・フィルも最近では女性が見られるようになってきた。

男女同権が言われる現在であるが
つい20数年前までは当たり前のように
女性を排除していたのだ。

日本社会も大きく遅れて男女同権を叫んでいるが
ヨーロッパの男性至上主義社会もついこないだであったことが分かる。

雅楽や日本の伝統も男のみと言うのが多い。

女性の大臣が賜杯か賞を渡すのに土俵に上がらせない
というのも2〜30年前の出来事だろうか?
いまはどうなっているのだろう?

さて、雅楽の世界はまだまだ男社会であり
宮内庁楽部は男のみだし、わが十二音会も
男性メンバーのみである。

雅楽の世界も女性の進出が華々しい。
笙は女性でも吹けるが篳篥や笛は男が吹くもの
なんて時代はもう終わりを告げたと思う。

しかし、ここでどうしても女性の進出を妨げているのが
歌だろうか?
男声合唱団に女性を入れると言うのは・・・
混声になってしまうので。。。
オーケストラのように楽器だけ演奏している音楽とはちょっと違うところがある。

だからといって女性に歌を歌うなと
或いはオクターヴ下で同じ音域で歌え
というのはちょっと違うと思っている。
(むしろ今の時代女性の方が歌が上手い人が多い)

だからといって解決策があるのではないが。

男声のオクターヴ上の女声は男声の倍音の中に含まれているので
という理屈を付けても良いのだが・・・
それが普通になるのを待つしかないのかも知れない。

そもそも男声という指定もないわけだから
男が歌っても女が歌っても良いのかも知れない。

0と1の違いはとても大きく
1になったらもう10でも100でも同じになるだろう。

男女同権も男女雇用機会均等法も
つい最近始まったばかりである

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