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真鍋尚之「呼吸」III〜Vまでが一冊になっています。
5,000円+税
B4 全16ページ

Score; Kokyu III,IV,V
B4, 16 Page, 5,000JPY+Tax

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真鍋尚之 「呼吸III」

私の音楽にとって最も大切な「呼吸」をテーマにした曲。
無機質な神秘ではない。
機械的な音でもない。
最も人間の根元である呼吸。人間的なぬくもり。
音がなくとも呼吸(音楽)は流れていく。
笙が呼吸し、ひとつの音楽となることを願い作曲した「呼吸」シリーズ

「呼吸II」の完成から5年あまり。
ようやくそれに続く作品に着手したのは昨年(2002年)の夏。
前作のイメージから抜け出せないまま、なかなか先に進むことなく完成まで1年2カ月を要した。

「呼吸III」はさまざまな奏法を用いた多楽章の組曲にするつもりでいた。
この曲に主に用いた奏法はフラッター及び運動性の追求である。

 

真鍋尚之 「呼吸IV」

この「呼吸IV」及び「呼吸III」は当初一連の組曲として作曲する構想であった。しかし、作曲の途中でIIIは独立した一曲として成長しIVは全く違う構想の元で書き上げることとなった。

笙で新しい作品や他の楽器と共演するときは「雅楽」で使う笙とは別の楽器を用いなければならない。これは雅楽のピッチがA=430Hzであるのと、しばしば「雅楽」の発展の中で使われなくなった二つの竹にリードを付けた笙のための作品が増えた事が原因である。このことが「雅楽」と「現代曲」との垣根を高くしている一つの要因である。

「呼吸」「呼吸II」ではこの「現代曲用」の楽器のために、また特殊奏法も多用したが、今回この曲では「雅楽」の楽器でも演奏できるよう、また平易な奏法のみで少しでもこの垣根が下がることを祈って作曲した。

 

 

 

 

真鍋尚之 「呼吸V」

笙のために1995年初めて作曲した「呼吸」。
そしてそれを発展させ1998年国立劇場作曲コンクールで賞をとった「呼吸II」は笙という楽器のあらゆる奏法を駆使して創った。
「呼吸III・IV」は2003年、前回のリサイタルのために同時に創った。IIIは超絶技巧への挑戦であり、「時空寺」や「Trio」の中にもそこで培った技術を応用している。IVはそれらの楽器への開拓とは全くコンセプトの違う間奏曲のようなものである。

そしてこの「呼吸V」の作曲を考えたとき、また今日のプログラムを考えたときVはIVの延長線上での作曲となっていった。古典的な奏法を用いつつ響きを重視して作曲した。

 

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